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バンコクからの旅日記 (9) スリランカ|ダンブッラの石窟寺院は時空を超えた聖地。

2014年1月のスリランカ。シーギリヤ登山(登岩?)の次はダンブッラに向かいました。ここには2000年前から続く世界遺産の洞窟寺院があります。

洞窟寺院へは麓の駐車場から長い階段を登ります。今度はなだらかですが、また登り坂かと思うと気分は下向き。
しかし、到着してみるとその異様さに目がパチクリ。
岩山の下に挟まれたような横に長い建物がある。
ダンブッラの黄金寺院は5つの石窟に分かれていてそれぞれ造られた時代が紀元前から13世紀まで。
気の遠くなるような長きに渡り受け継がれてきた仏教寺院です。

中に入ると処狭しと並ぶ仏像群。驚くのは鮮やかな色が褪せずに残っていること。洞窟内の適度な湿気と直射日光や風雨にさらされないことが仏像や壁画を守っているとのこと。
確かに洞窟内はひんやりしていて外の暑さとは別世界。
タイやカンボジアの遺跡がほぼ色が落ちて岩肌むき出しなのとは大きな違いです。
2000年の間に修復が続けられたとはいえ、こんなに原型のまま維持されているのはほんとうに奇跡のようです。

仏像と同様に素晴らしいのは壁画。天井いっぱいに描かれた曼荼羅。それぞれ表情が違います。150年前のものです、と言われても納得してしまいそう。いや1500年前でしたって、ウソでしょ。

すごすぎて言葉がでない。階段を延々登って来た疲れもぶっ飛びました。

小さな島国にこれほどの文明があったというのもミステリアス。
スリランカってまさに不思議の国なのでした。
(2014年撮影)
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