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東南アジアの風景 (183) タイ|チェンマイ|イーペンサンサーイで熱気球コムローイを飛ばす

2011年11月。雨季の終わりを告げるロイ・クラトンの時期にチェンマイ郊外で行われるコムローイ(熱気球飛ばし)イーペン・サンサーイに参加しました。

会場はチェンマイの北部サンサーイの町にあるメ―ジョ大学。
こちらは農業大学で広大な敷地を持っています。

当時(2011年)ここのコムローイは宗教行事の一部でした。
イベントの前にはお坊さんによる儀式があります。
会場について場所を確保し、夕食(お弁当)食べながらずっと待ちます。

トイレに行って戻ろうとしたら何やら物々しい雰囲気。偉いお坊さんのご到着のようです。お出迎えの行列、そして高僧のお姿を一目見ようと大勢の人達が集まっています。広場に戻れずしばらく足止め。

しばらくするとワゴン車が到着。
お坊さんたちが会場入りするとようやく広場に戻ることができました。
そして、まずは長い長い読経。その後幾つかの儀式があったようなのですが、広場にいると何が起こっているのが全然わからない。

ようやく周りがざわついてきました。いよいよ始まるかな。

メ―ジョ大学の学生さん達が会場に現れ、コムローイに火をつけるサポートをしてくれます。周りにいるみんなで協力して打ち上げの体制を整えます。
コムローイを上げることは、一年間の自分の罪を浄化してくれるというたいへんありがたい意味を持っています。
今年の様々なトホホな案件を一掃しよう!

コムローイは紙と竹で出来ています。うまくやらないと空高く上がる前に燃えてしまう。学生さん達がコツを教えてくれました。

どんどん上がり始めました。

みるみるうちに空いっぱいのコムローイ。言葉を失う美しさ。

花火もあがりました。幻想的です。

サンサーイのイーペン祭りは現在は行われていないようですが、観光用のコムローイ祭りは今も開催されています。今年(2022年)は2年ぶりに開催できるようです。一生に一度は見たいお祭りと言えるでしょう。
(2011年撮影)

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