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リタイア人の徘徊日記(32)京都|途中下車して行った平等院鳳凰堂

いままで2022年11月に行った京都のことを書いてきました。
今回は京都番外編。
2022年3月に奈良に行きました。京都駅からJR奈良線に乗り換えて一息。
あと1時間位乗るのねー、とぼんやり考えていたら電車は伏見で停車。
大勢の乗客が降りていく。
ん?ここに何かあるのかな。
地図を見てみると。。。なんと、あのたくさんの鳥居があることで世界中のインスタグラマーが注目している伏見稲荷があるではないの。

無知って恐ろしい。

うーん、知らなかったな。奈良へ行く途中にこんな名所があるなんて。
今回京都は単なる乗り換え地としか考えておりませんでした。

どうしようか。。。帰りに立ち寄る時間的余裕はあるのかとつらつら考えていると。。。今度は「次は宇治に停車~。」とアナウンス。

駅に停車すると同時に電車を飛び降りてしまった。
宇治と言えば平等院があるのだ。修学旅行以来行ってない。
そこはほとんどの記憶が失せた子供の頃の奈良・京都行で唯一強烈な印象を残した場所だったのでした。

幸いなことに私の乗車券は途中下車可能。埼玉から通しで買っておいてよかった。

宇治駅を降りて荷物を背負ったまま他の人たちの後をついて歩き出しました。

15分程で到着。なんだか綺麗な入り口。この辺の記憶は全くないので改修されているのでしょう。

でたー、大好きだった鳳凰堂。
しかし、塗りなおされていました。2014年に大改修があったのでした。
自分の中の鳳凰堂と異なっていたのでちょっとショック。
でもこれは仕方がない。何しろ建立されてから1000年近く経っている木造建築なのですから。

それでも素晴らしいですね。
ガイドツアーに参加することで内部の見学ができます。
内部はそのまま。塗り直しもなく、〇十年前に見た時と同じ阿弥陀如来と雲中供養菩薩。更に強く心打たれるものでした。途中下車して本当によかった。
52躯ある雲中供養菩薩は26躯が本物であとは博物館の鳳翔館に展示されているとのこと。

その鳳翔館は絶対に行くべき場所、でした。

建仁寺の記事でも書きましたが、昭和と令和の違いは最新のテクノロジーで国宝が守られるようになったこと。
平等院のミュージアム鳳翔館には26躯の雲中供養菩薩が展示されています。

鳳凰堂の中では天井近くにあるため実際の大きさはよくわかっていなかった。

こんなに大きかったんだ。。。そしてそれを目の前でみることができる。
生き生きとした躍動感あふれる菩薩像。
過呼吸になりそうなくらいコーフンしてしまいました。

頭に血がのぼったまま、駅に戻ります。今回の目的は奈良。到着してからの予定はこの思い付き行動でご破算となった。でもいい。これでよかった。
落ち着いてみると沿道には良さげなお店がいくつもある。
観光地ですものね。

そうだ、宇治に来たんだからお茶を買わなくては。
みんな知ってる、バンコクにもある辻利でお茶のお土産。
まだ目的地に着いてもいないのに荷物をドンと増やして再び電車に乗り込んだのでした。
(2022年撮影)
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