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劇団の先生のこどもへの寄り添いに感激した話

こんにちは。アメリカ在住2年目主婦 Kayです。

こどもたちが楽しそうなアメリカの学校で、
「先生たちの余裕」を支え、
コミュニティを作っている「学校ボランティア」
が日本でも広がり、
愉しい学校が増えると良いなと思い、
アメリカでの学校ボランティア経験について
発信しています。

アメリカ子連れ生活が2年目に入り、
子連れの1年目がとても大変だった経験から、
「アメリカ・生活立ち上げが楽になるNote」
も始めました。

毎週1回、金曜日に発信しています。

今回は「アメリカ・生活立ち上げが
楽になるNote」の6回目。

自分だけで解決できないことは、
周りにヘルプをお願いするのが大切
だなと
改めて思った話を書きたいと思います。

アメリカでの学校生活も2年目に入り、
こどもたちも英語でのコミュニケーションや
授業に困らなくなってきました。

なので、今年はお友達、先生等とのやり取りは
本人に任せることにしています。

仲良しの子もできたので、たまにその子たちと
遊ぶ機会を設ける位です。

そんな娘が、先日、
久しぶりに「英語」が理由で、
家に帰った途端に泣き出してしまいました。

何事かと思ったら、実施された学校の
児童劇団のオーディションで、
うまく歌が歌えなかったというのです。

よくよく話を聞いてみると、
先生(ディレクター)が口頭で
歌の一節を歌い、
それをそのまま歌うように
指示があったそうなのですが、
娘は歌詞のいくつかの単語が
確かでなく、うまく歌えなかったようなのです。

オーディションの前に「歌詞を書くね」
という話があったそうなのですが、
練習の場所に白板がなくて、
書けなかったとのこと。

昨日台本配るってディレクターから保護者の
メールには書いてあったけれど、
配られなかったのかな?と思って
娘に聞くと「配られなかった」とのこと。

確かに、これは、娘にはハードルが
ちょっと高かったかなと思い、
もう1回セリフとダンスの
オーディションがあるため、
その時に使うセリフを手元に
準備しておけるよう、
メールを書くことにしました。

こんな感じで、お願いメールを送りました。

「XX先生、今日はリハーサルに参加させて
いただき、ありがとうございました。
今回のリハーサルで、歌詞が把握できず
うまく歌えず、娘のXXが残念に思っています。
台本が配られると聞いていたのですが
まだ配布されていないようなので、
2回目のリハーサルの時に使うセリフを
メモしていけるよう、該当箇所を教えて
いただけないでしょうか?」

正直いうと、まあ、返事が返ってこないことも
あるかなと思いつつ送ったのですが、、、

ディレクターの対応は迅速でした。

すぐに、ディレクターから保護者全体に
以下のメールが送られてきたのです。
「今回のリハーサルで歌うことが
できなかった子、
また、リハーサルに出席できなかった子は
「ビデオ」で該当箇所を送ってくれたら、
それを審査に使います。
送りたい人は土曜日までに
送ってくださいね。」とのこと。

そのあと、個別メールもすぐに戻ってきて
「XXが歌詞が把握できず歌うことが
できなかったとのこと、残念に思います。
先ほど全体メールで連絡した通り、
該当箇所のビデオを送ってくれたら、
それをもとに審査します。
また、2回目のリハーサル時のセリフは
口頭だけでなく、台本の該当箇所を
子供たちに渡すようにしますね。」とのことで、
今回リハーサルで使った歌詞の
ファイルを添付して送ってくれたのです。

娘がとても喜んでいたのでお礼を伝え
ビデオを提出する旨を伝えると、
「XXそして今回参加する
こどもたち全員に
劇を楽しんでもらうことが
一番大切
だと考えているので、
XXが喜んでいるとのこと、
本当に嬉しいです。」

オーディションの公平性を保ちつつ、
審査方法を変える柔軟性、
そして、
こどもたちが楽しむことが一番と考える姿勢、
寄り添う姿勢、素晴らしくないですか???

この柔軟さやこどもが楽しむことを
重視する
姿勢は
アメリカならではだなあと思いつつ、
ディレクターのサポートに
心から感謝したのです。

そして、アメリカでは困ることが発生し、
自分だけでは解決できないときには、
遠慮せずに、ヘルプをお願いするのは
大事だな
と改めて思ったのでした。

今回もお読みいただき、ありがとうございます。

それでは、また来週金曜日に。

みなさま、よい週末をお過ごしください。

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