確固たるものがない今に
今は、確かさを確かめなければならない時代だ。これまでにあった「確かなもの」がそうでなくなり、これから作られる確かさもまた、そのような眼差しに常にさらされる時代である。
だから確かさは、もう不確かである。これだと思って信じられるものは、すぐにでもそうでなくなってしまう。
その可能性に私達はさらされすぎた。そしてそれをだんだんと当たり前のものとしてしまっている。そうすると、期待もしなくなる。確かさに。人間の確固たる地位やステータスや人生、そして存在すらも。
それらすらわからなくなってしまったら、私達はどこへ向かうのかも迷う。今はそういう時代になっている。
※このテーマに関する、ご意見・ご感想はなんなりとどうぞ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?