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影響させるクリエイティブ。影響されるクリエイティブ。

 私達の中に眠るクリエイティビティを沸き立たせるのは、何より「影響」である。誰かからの影響、何かしらの作品からの影響、インスピレーション、オマージュ、リスペクト、そのようなある物事の「周縁」からはじまるクリエイティブ。
 元来、創作とはそういうことであり、そういうこと以上のものではない。私達が親から生まれ最初にすることは模倣だ。だから人の本質とは模倣であって、それはつまり何かの影響を受けること、そして周縁からスタートすることに他ならない。

 私達が何かを作り出したいと思うきっかけの大きな1つは、偉大なる才能に感銘を受け、影響される時である。裏を返せば、その影響なくしてクリエイティブは生まれ無い。ほとんどの場合、そこには影響がある。何かからの。そして何かへの。
 私達の心には、その影響に敏感なセンサーが備わっている。恐らくそれはコントロールできない。ただただ、感じ取ってしまう。それを止めることができない。だからクリエイティブとは情熱なのだ。感銘と、影響を受けた心の、回りだした歯車の。
 そしてまた、そのクリエイティブは新たな影響を広げていく。どこまでも続く。クリエイティブとはそういうものであり、そういうものでしかない。あくまでも、いつまでも。

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