今回のおすすめ本 プラトン『プロタゴラス ソフィストたち』
みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、プラトン『プロタゴラス ソフィストたち』という本です!
本作は、ソクラテスの元に友人ヒッポクラテスが急いでやってきて「プロタゴラスがアテナイに来ている」と報せるところから始まります。プロタゴラスはソフィストであり、最高の知者として知られています。ソクラテスはソフィストについて懐疑的ですが、それは飲食物のように目に見えるものではなく「学識」という見えないものを授けていく人たちだからです(飲食物であれば腐敗しているなど、悪い状態を高くすることは容易いです。しかし学識の場合、正否を判断するためにはある程度その分野の知識に精通している必要がありますね) 。ヒッポクラテスはプロタゴラスに教えを授かりたいと思っています。ソクラテスはヒッポクラテスに上記のようなソフィストに対する注意点を挙げています。
ソクラテスはヒッポクラテスとともに、プロタゴラスが逗留しているカリアスの家に赴きます。ここでは様々な智者が集っており、そんな中ソクラテスとプロタゴラスの対話が始まります。プロタゴラスは「自分につくと公私問わず有能有力の者となるべき道」を身につけられると言います。ソクラテスは「人間の徳性」は外部から教えられるものではないと考えているため、プロタゴラスに詳細を問います。ここからソクラテスとプロタゴラスの議論が展開されていきます。
是非お手に取って読んでみてください☕
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