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「自分の子ども時代」と「我が子」は別物

教育ママ専門の癒し処~かわしま庵~
女将のゆきです。

ここは毎日子育てに奮闘している
教育ママさん方が集うところ。

子どもの前ではずっと肩に力を入れている
教育ママさん方が
ふっと肩の力を抜くところです。

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我が子に苦労をさせたくない…

さて、今日は「自分の子ども時代」と「我が子」は別
というお話をさせていただきます。

みなさん、こんな言葉を聞いたこと
みなさん自身が考えたことはありませんか?

 ・私は英語が苦手で苦労したから、
  この子には英語を習わせたい。

 ・私は人見知りで苦労したから、
  この子には積極的になって欲しい。

よく聞く言葉だと思います。

でも、これ、本当でしょうか。
今日は一緒に考えていきましょう。

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「資質+環境」で人格は形成される

女将ゆきは人間の人格は「資質+環境」で
決まっていくと考えています。

資質という面で見れば、確かに親子であるので
「子ども時代の自分」と「我が子」は似ているかもしれません。

ただ、子どものDNAの半分はご主人です。
あなたのクローンではありません。

では次に、環境はどうでしょう。

 ・家庭内の雰囲気
 ・家族構成
 ・育った町の環境
 ・出会った人々
 ・幼稚園・保育園の環境
 ・習い事で出会う先生やお友達の雰囲気や性格

子ども時代のあなたと我が子では
全然違うのではないでしょうか。

ついつい自分と似ていると思いがちな我が子ですが
実はDNAも半分異なっており、育っている環境も全然違うんです。

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子どもにレッテルを貼っている

ですが
「自分の子ども時代」と「我が子」は同じではない
ということを意識し続けないと、ついつい
子どもに「レッテル」を貼ってしまいます。
それもマイナスなレッテルを。

嫌な記憶というものはフラッシュバックしやすい傾向にあります。

例えば、子ども時代人見知りで苦労した教育ママさんは
我が子が少しモジモジした仕草をみせると
子ども時代に人見知りで苦労した記憶がフラッシュバックします。

そして、「こんな苦労、我が子にはさせたくない。」と咄嗟に想い、
無理やり友だちの中に入れて遊ばせようとしたり
人前で発表があるダンスやピアノを習わせようとしたりします。

友達と遊ばせようとしたり、ダンスやピアノを習わせたいと思うことは
一概に悪いことではありません。
様々な機会を与えることは、
子どもの中に眠っている才能を引き出すきっかけになると思います。

ただ、注意していただきたいのは
 「我が子は人見知り」というレッテルを、我が子に貼ることです。

子どもはレッテルを貼るとその通りに育ちます。
想いが強ければ強いほど、そのレッテルははがれにくくなってしまいます。

だからしっかりと区別してください。
目の前にいるのは、子ども時代のあなたではありません。
我が子です。

苦労した子ども時代の自分はもういません。
きちんと乗り越えて、大人になりました。

もう大丈夫です。

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最後に…

目の前の我が子を、何のレッテルも貼らずにみてあげてください。
我が子は今、人見知りなことに本当に困っていますか?
今はひとり遊びをしたいだけではありませんか。

そもそも人見知りですか。
近所の人に挨拶をしたり、公園で他の子と遊んだりしていませんか。

ただただ子どもを観察すると
今まで思い描いていた我が子とは違う姿が見えてくるかもしれません。

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