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キミがいないということは

とても静かで
ふるえるはずの声帯が
ずっと手持ちぶさたみたいで

とても殺風景で
片づけた物が
捨てられるために残っているだけで

色あせた風景は
色がついていても
何のおもしろみもなく瞳に映っていて

眺めているだけで
楽しい店先が

どれを手に取っても
心浮き立たない

キミのいない世界は
なんて楽しくないんだろう

味わう料理
奏でる旋律
ぱたぱたと打つ文字
目の前で広がるストーリー

静けさを知らせてくれる
夜空でさえも

毎朝
毎晩
言葉を交わすだけなのに

キミのいる世界は
なんて楽しいんだろう



読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。