見出し画像

憧れと孤独

眠れない夜に

あなたを思い

星のあふれそうな空へ
旅に出る

夜に浮かぶ星の海は
美しくて
またたいては
消えるじゃないか

なのに
あなたの星は
大きくて
強い輝きを放ち続けて

まぶしく浮かんだまま
時々立ち止まっている

その光の中に
飛び込んで
しがみついた私を

あなたは
ゆっくりはがして

優しいお面を
ペッタリ貼りつけて

星の海を泳ぎ出す


そして
もっと高い空へ
流れていく

遠くから
時々こちらを向いて
またたいてみせる

悲しみを抱えて

ヒトを信じないで


ゼッタイに

信じないから


そこから来ないでと
ひんやりした手を振りながら

決して二度と追いつかせない


あなたの心は
それで満たされる


わたし
逃げて良い?

思わず出た問いかけに
自分でびっくりして
飛び起きる

星はもう
黒いのに

わたし
笑っていたのに

わたしも

笑っていたのに


#詩 #ポエム #友人 #距離感 #憧れ #羨望 #孤独 #寂しさ #本心 #夜空 #星

読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。