![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50661914/rectangle_large_type_2_245c13fdc3f7ef137b31b31d88dbbde1.jpeg?width=800)
Photo by
coro46
憧れと孤独
眠れない夜に
あなたを思い
星のあふれそうな空へ
旅に出る
夜に浮かぶ星の海は
美しくて
またたいては
消えるじゃないか
なのに
あなたの星は
大きくて
強い輝きを放ち続けて
まぶしく浮かんだまま
時々立ち止まっている
その光の中に
飛び込んで
しがみついた私を
あなたは
ゆっくりはがして
優しいお面を
ペッタリ貼りつけて
星の海を泳ぎ出す
そして
もっと高い空へ
流れていく
遠くから
時々こちらを向いて
またたいてみせる
悲しみを抱えて
ヒトを信じないで
ゼッタイに
信じないから
そこから来ないでと
ひんやりした手を振りながら
決して二度と追いつかせない
あなたの心は
それで満たされる
わたし
逃げて良い?
思わず出た問いかけに
自分でびっくりして
飛び起きる
星はもう
黒いのに
わたし
笑っていたのに
わたしも
笑っていたのに
読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。