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【書評】コロナウィルス対策も兼ねて〜『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』

体調管理のプロといえば、やはりお医者さんでしょう。

そのお医者さんが実践している、最強の体調管理を学べる本です。

コロナウィルスが大変なことになり始めている今、読んでおいて損はない本です。

私たち教員は人ごみの中で仕事をしているようなものなので、体調管理は必須技術なのです。

※書評の目次一覧はこちらです

1、内容

東京都内で開業医をしている大谷義夫さんが、感染症や免疫の説明をまじえながら、体調管理法を教えてくれます。

科学的根拠も示してくれているので、安心感があります。

知っていることもありましたが、「えっそうなんだ」と驚くものの方が多かったです。

例えばこれ。

風邪のひきはじめに軽い運動をすると、体の免疫力がアップして、回復が早くなり、症状が軽くて済む可能性があります。 私は、風邪のひきはじめのときに、プールに行って5分だけ泳ぐようにしています。(中略)「風邪のひきはじめにはプールで泳いでいます」と言うと、必ず驚かれるのですが、その理由は、免疫力をアップさせるためです。 軽い運動によって、免疫のために働くNK細胞の活性化が促され、さまざまな免疫マーカーも良くなることがわかっています。

風邪のひきはじめはとにかく安静第一、と思い込んでいたので、これは目からうろこでした。

他にも、

・風邪をひいたときは、チキンスープや鶏汁を飲むとウィルスへの抵抗が強まる

・緑茶を10~15分に一杯飲むとインフルエンザ予防になる

・風邪の予防には「水うがい」がよく、風邪をひいたら「うがい薬」がいい

などなど、すぐにでも実行できそうなノウハウが満載です。

2、私の感想

「私は今まで無防備すぎたんだな」というのが一番の感想です。体調を保つためには、いくらでもやるべきことがあるんだということがわかりました。

私は年末年始に風邪をひき、えらい目に遭いました。

「もう二度とあんな目には遭いたくない」と思い、体調管理の本を読みまくりました。その中の一冊がこれでした。

年齢を重ねると免疫力も落ちます。今後は注意しようと思います。コロナウィルス対策も兼ねて。

3、こんな人におススメ

・「今、絶対に休めない!」という事情を抱えている人
まあ、社会人はだいたいそうだと思いますが……。他には受験生など。

・すぐ体調を崩す人
免疫力には個人差がありますが、それでもできることはたくさんある、ということがわかります。

・感染リスクの高い仕事に就いている人
接客業の方なんかも避けようがないですよね。ぜひ。


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