7月31日 抗がん剤点滴、打ってみた シーズン3
去る7月30日、ていうか昨日、CAPOX(XELOX)療法の3クール目がスタートしました。また病院に行って採血してから2時間点滴してきたけれど、正直、特筆すべきことは何もないです。前回同様に吃音が出て、点滴をした右腕は肩から手先までピリピリして、そしてそれらの副作用はすべて想定内だったので、
「出ましたね〜」
「出たね〜」
「でも大丈夫そうなん、なん、で帰りますね(声裏返り)」
「うん、わかりました〜」
で帰ってきた。3回目にして慣れたもんだ……。
強いて言うなら、左目の視界の下半分がたまに欠落していた。これは今までに見られなかった副作用のため、ほほう、という感じ。副作用として起こりうる可能性があることは事前に知っていたのと、数回、数秒程度だったので、過度に驚きはしなかった。新鮮だな〜という、どこか他人事のような感覚。自分を研究対象のように見ている、もう一人の自分がいる。あるいは執筆対象か。
家に帰ってからは、疲れとだるさがあって、特に何をするでもなくだらだらとYouTubeを流していた。立ちあがろうとすると、たまに足をつりそうになる。手足が固まっている感覚がある。冷たい物はまったく触れない。ゴム手袋をして皿を洗う。オムそばを作って食べる。シャワーを浴びる。まただらだらと無為に過ごす。そういえばストーマ装具の交換日だったなと思い出して、フローリングにぺたりと座っていそいそと装具を外す。腸が少し出血していた。腸には痛覚がないので、わたしは普段、出血に気づけない。ごめんね、と声をかけて綺麗に拭いて、また腸を包むようにお腹に装具を貼りつける。腸がうねうねと踊っている。
なんだか、3週間おきの通院ですら、日常になってしまったなぁと思った。今日も心なしかだるいけれど、それが抗がん剤の副作用なのか、低気圧または睡眠不足のせいなのかはわからない。まあそんな感じで、今のところは低空飛行ながら元気です。
眠いな〜。寝よう。
トップ画像は恒例の点滴中の自撮り。noteを続けるうちに、化学療法室に行ったら自撮りをしないとやっていけない身体になってしまった…これも副作用……(違)。
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