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8月18日 そうだ 会社、行こう。

明日はランチ終わりまで短時間の出社。フルリモートなのに、なぜ会社へ行くのか?会社のお金でいい肉が食べられる日だからです。単純!

とはいえ、退院してから初めての出社となるため、多少なりとも緊張しているのもまた事実。一体どんな顔をして行ったらいいんだろう?そもそも、遅刻することなくオフィスにたどり着けるのだろうか?最寄駅である渋谷駅は、どうやらここ数ヶ月でいろいろと様変わりしているらしい。わたしはただでさえ方向音痴なので、非常に困る。できれば朝はスタバに寄りたいのに……(わがまま)。

ところで、わたしは癌のこと、そしてオストメイトになったことを、全社的にチャットで公表しています。公表に至った理由としては、入社半月後に倒れて、いきなり1ヶ月半も休職したという経緯が大きい。かわむらは今年4月に転職したばかりなのです。そりゃね、みんな「何があったんだろう」って思うじゃないですか。「え?メンタル?あいつそんなに仕事してたっけ?」みたいな。

なので「違うんですよ!かわむら、心は全然元気でーす!まあ体は最悪なんですけど〜!」という事情をみんなに知ってもらったほうがわたしは楽だった、というだけ。

このへんのさじ加減って、本当に人それぞれだよなぁと思う。わたしは「自分はオープンにしたい」というだけで、「みんなもオープンにするべき」とはこれっぽっちも思っていない。働き方も同様で、休職だって全然選択肢の一つだと思う。一口に「癌」と言っても、部位やステージ、タイプなどによって治療方法は本当にさまざま。より副作用が大きい治療をする人だっているし、同じ治療をしたとて副作用の出方は人それぞれ。仮に副作用の程度が同じだとしても、どこまでどう耐えられるか、痛みレベルは人によって異なるわけだし。

そもそも「5年後の生存率は50%でーす」と言われて「えー、ウケる〜!」で済む人と済まない人、どっちが多いんだ、という話でもある(もちろんそんな言い方はされていませんが)。わたしはたまたま前者だっただけで、おそらく後者の人のほうが多いだろう。健康な皆さまはご存じないかもしれませんが、退院して1ヶ月も経たないうちから呑気にマックを食べている大腸がん患者、まじでわたしくらいなもんです。なので、もしこのnoteを読んでいる方の中に、癌でもオストメイトでもない方がいたら、くれぐれもご留意ください。わたしはがん界隈において、かなりイレギュラーな存在であることを。

今の会社は、わたしが「在職中に癌になった初めての従業員」だったため、お互い手探りで働き方を模索している感がある。少なくともわたしは、今後、癌がわかった人に対してわたしと同じような働き方をベースにするのはナンセンスだと思っているので、そのあたりの感覚はしっかりと共有していきたい。

そして、それとは別に、わたしは今のフルリモート&6時間勤務の環境を用意してもらっていることに対して心から感謝している。目標数値も適切に下げてもらっているし。わたしは「病人なのに雇っていただいてすみません」ではなく、やることをやって大きな顔をしていたいし、チャットでも絵文字を使いまくりたいので、結果でしっかりと返していきたい。

まずは明日!楽しみになってきた!
労働〜!!!(と、肉!!)


余談ですが、かわむらは入社して間もないくせに、会社のチャットでは誰よりも絵文字を使っています。

「お疲れさまです🫡」
「ありがとうございます🥰」
「◯◯の件、やります〜👍」

とか、普通に送る。39歳なのに。

もちろんシーンは選びますが、実はけっこう意図的です。だってわたし、LINEで絵文字はほとんど使わないもん。

これには、常に話しかけやすい人でいたいのと、やり取りを柔らかく簡略化したいという思いがあります。フルリモートだから、チャットのみのコミュニケーションになる人のほうが多いしね。怒られるまでやります。いや、たぶん怒られてもやるし、そもそも怒るような人はいない気がします。いい会社。

というか、本当に誰が「お世話になっております」とか使い出したの?わたしお世話してないよ、だって会ったことないじゃん!すべてのメールは「やっほー、元気?次のミーティング、◯日の15:00で決まりね!話せるの楽しみにしてる!」になってほしい。季節の挨拶や心遣いこそ美しいなとは思いますが、読むほうも書くほうも時間の無駄でしかない定型文にはげんなりしています。大人なので使いますが。はよ廃れろ。


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