パワハラに耐える息子と一本の電話
理学療法士一年生の息子は今パワハラをうけている
気の強い口達者な母の元に生まれた息子は、小さい頃から口下手で自ら何か率先して行動するというよりは誰かの後についてまわるちょっと引っ込み思案な性格で。
そんな性格の男の子だったこともあり、高校卒業後どういう道に進みどんな仕事が向いてるかと家族で話し合った末、優しくおもいやりのあるところを生かせる医療の道、理学療法士を目指そうということになった。
なんとか国家試験も無事合格💮
息子が初めて自ら「僕、働きたい病院があるねん」と言った。
学生の頃1ヶ月間実習でお世話になった病院の先生方がとてもステキで雰囲気もよくて、働くならここがいい!とずっと心に決めていたらしい。
そんな息子の思いもあってか念願の病院に就職することができた
多少通勤時間はかかるもののそんなことは苦にならず、新人だというのにこんなに楽しいと言える職場で働けている息子は幸せだな〜とホッとしていたのも束の間💦
昨年12月仕事納めの日、息子はいつもと違って元気がなくいつも以上に口数少なく帰ってきた。
そのまま休みもあってかそんなことはすっかり忘れてしまっていて。
1月、毎日のお弁当が空っぽで帰ってくることがなくなった。
一口だけ食べている日、全く蓋も開けていない日、、、
朝早くからお弁当を作っている身からすれば腹立たしく、理由を聞けば仕事が忙しくて食べる暇がないと。
昼ごはんを食べていないのに晩御飯も食欲がない!と食べないこともあった。
1ヶ月そんな日が続いた
2月に入って朝起きてこなくなった。
「仕事 やめたい」
嫌な予感はしてたもののショックだった
聞けば、仕事納めの日6歳上の先輩から呼び出され2時間近く暴言を吐かれたらしい。
「半年間黙ってたけどお前の顔見るたびムカつくねん」
「やる気みせろや!」
「仕事教える気になられんから消えろ」
今時こんな暴言を吐く人がいるのかと呆気に取られた
1月からは毎日の度重なる暴言に加え昼休みは無視され、他の先生方までなぜか一緒になって息子を責めるようになった。
そのせいか!お弁当食べて帰ってこなくなったのは!狭い休憩室、居場所がなかったらしい。
それを見かねてか?!上司から呼び出され何か守ってくれるのかと思いきや
「先輩の言ってること、ちゃんと理解できてる?すみません!って謝ってても伝わらんよ!」
息子が1番働きたいと思ってた場所はこんなところだったのか、、、
もうガッカリしたというか、もう無理かなって思った
つづく
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