『虚栄心』
周りに見える 景色までも
自分色に 塗り潰してきた 力づくで
重い 重い 鎧を身に付けて
階段を上ってきた 這い上がるように
冷めたベッドに隠れて
酷い頭痛に苦しんだ
自分の 本物を隠しながら
聞こえてくる 聞こえてくる 自分の声が
鎧を着たまま ベッドの中で
守り続けてきたモノは何?
僕は眠るんだ 深い深い海の底で
自分勝手に作った 海の底で
聞こえてくる 聞こえてくる 自分の声が
鎧を着たまま 海の底で
戦ってきたモノは何?
聞こえてくる 聞こえてくる 自分の声が
ようやく 光が差して 眼が覚めるときだ
とりあえず 鎧を脱ごうじゃないか
そして 自分が塗り潰してきた 景色に
まずは 謝まろう ごめんなさい
次は ありがとう ありがとうだ
全てを 脱ぎ捨てて
そこからが はじまりさ
戦いを終えた 朝の空だ
澄み切った 青空の中
澄み切った 景色の中
僕は もう一度 階段を上る
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