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本棚に余白を作る

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

昨夜自室の本棚を眺めて急に思う、読む気が起きない本や、今の自分に必要のない本はいい加減捨てたほうが良いなと。

先日の記事では蔵書したほうが良いとは言ったものの、やはり溜め込み過ぎは不健康である。1冊読み終えて5冊買うような性分であるため、本はいくらでも増えていく。

とは言え、今後紐解く気もない本がいつまでも積まれたままなのは、ただスペースを取るだけである。それにプレッシャーもかかる。床にも。

そんなわけで、まるでテスト勉強しなければならないのに、急に掃除がしたくなった学生かのように、夜中に本棚の整理を始めた。

とは言え、今の自分にとって必要のない本は、タイトルを見ただけで見当がつく。「年収1億円稼ぐ人の習慣」や「◯◯式仕事術」、「人生の9割は▢▢」など、いわゆる自己啓発やビジネス書系である。

ただ、何だかんだ言っても、本にはお金を費やしてきた人間。定価や値段シールを見るたびに、でもそれだけお金を払ったんだよなと、本は資産だから捨てるのはもったいないのではと思ってしまう。

かと言って、どうせ古本屋に持っていったところで数百円にしかならないのも知っている。利益を出すならメルカリとかに出品する手もあるが、正直面倒くさい。

そんなこんな考えているうちに、せめてもう一回目を通してから捨てようと思ってしまう。そうなったらお終いである。またしばらく積読に囲まれて生活するようになる。

ふと「捨てたくない」のだったら、「捨てる」という言葉を使わなければいいだけだと、ひらめく。

「捨てる」が嫌ならば、「本棚に余白を作る」と言えばいいのだと。

先日知り合いも「自己啓発」という言葉がどうも苦手だと言っていた。啓発って言葉が堅苦しいと言うか、真面目すぎてなんか嫌だと。

じゃあどうしているのかと聞くと、自己啓発ではなく「自分磨き」だと語っていた。なるほど、確かに自己啓発という堅苦しさをオブラートに包んでいる気がする。

ものは言いようではなるが、「余白を作る」って言葉が、すでに本らしくて素敵な気がする。やることは同じでも、捉え方を変えることで気が楽になる。

あまり詳しくないのだが、こういう考え方って、断捨離にも通じるのだろうか。それともミニマリスト的な思考なのだろうか。

何だかんだ1列分の"余白"が生まれたから、またここを埋めたいと思う、昨夜の出来事。それではまた次回!

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