雨が教えてくれたこと
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
この台風通過の三連休の中、2日も読書会を開催していたのですが、日頃の行いが良いお陰か、どしゃ降りにはならず、運(雲)に恵まれた次第です(笑)
一月前からレンタルスペースを借りているため、今更キャンセルにするわけにもいきません。最悪3人くらいで読書会をする時もありますが、ありがたいことに次々と新規の方々がいらっしゃったお陰で、無事に開催する運びとなりました。
ただ、開催するまでは非常に落ち着かなかったです。日曜日の夜、飲み有り読書会の開催日でしたが、その日は一日中雨予報でした。
朝起きると、既に大粒の雨が降っている、これはちょっとヤバイかもなと不安になりました。
お昼頃、台風予報もあって、帰宅困難になる可能性もあるからキャンセルで、と次から次へと連絡が来て、このままだと誰も来ないのでは…と焦りだしました。
徐々に何でこの日に台風なんかピンポイントで来るんだよと、やり場の無い怒りが生じてきました。何で今日に限って台風なんかくるのだよ、と。
その怒りは、キャンセルした方々に矛先が向くようになりました。あれだけ楽しみですって言っておいて、何でキャンセルやねんと、もはやただの我が儘です。
15時頃、ようやく雨が降ったり止んだりしてきた頃、ふと思いました。
そうだ、雨さえも自分の責任だったな、と。
ふと、以前読書会でおすすめしてもらった堤久美子さんの「サルトルの教え」光文社 を思い出しました。その中で印象的だったのが、雨が降っても自分の責任、そう思うことで捉えられることがあると。
この日に決めたにも他ならぬ自分。だとしたら、悪天候も自分の責任。これ以上考えても仕方がない、そう思うようになりました。
すると、むしろこんな台風予報にも関わらず、わざわざ神保町まで足を運んで頂いた方々に、感謝の気持ちを持つようになりました。
そんな中でも、楽しんで待っていてくれる人がいる、足元の悪い中、来ていただいた方がいる。非常にありがたいなと思うようになりました。
幸いなことに、夜にはすっかり雨も上がり、参加者みんなで楽しく読書会を開催することができました。
雨の捉え方が、一気に変わった瞬間でした。それではまた次回!
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