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やっぱり家族なのよね。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

知り合いに話すと驚かれることの1つに、親族付き合いが良いことが挙げられる。

サマーウォーズほどではないが、あんな感じに集まって食事会や誕生日会を開くことはしょっちゅうである。

子どもの誕生日には、誰が一番喜ぶプレゼントを献上するかしのぎを削る。ちなみに私は絵本担当であるため勝つ気はない。

グループラインでは、最近は従兄弟に赤ちゃんが生まれたこともあり、寝返りするようになったよとか、美味しそうにご飯食べてるよ〜とか頻繁に動画が飛んでくる。可愛い。

そんな家族に育ったからか、私の優先順位における"家族"の位置は高い。

知り合いの中には、年末年始も仕事に打ち込むほど仕事熱心な人もいるが、私は早々に実家に帰る。年明け飲みに誘われても、家族を優先する。

そんなこんな、岸田奈美さんの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」小学館 (2020)を先日読み終えた。タイトルからして好きそうだと思ったから借りた。

私は著者の岸田さんのように、端から見たら激動の人生を送ってきたわけではない。むしろ、恵まれて過ごしてきたほうだと思う。

ドラマみたいに両親が喧嘩したこともなければ、嫁と姑が揉めることもない。流石に一緒にでかけたりはしないが兄貴とも仲がいい方だし、親族付き合いも良い方である。

こう言うと、親ガチャに成功したんだねとか言われそうだが、そもそも今の家族じゃなかったらなんて悲しいこと、考えられない。

家族だから愛したのではない。愛したのが家族だったのだ。…わたしは家族を信じることを、自分で選んでいいのだ。逆もまた同じで、家族はわたしを信じることを、選んでくれたのだ。

同著 199頁より抜粋

生みの親は選べないけれども、パートナーは選ぶことができる。だから、家族は自分で選ぶことができるよとは言うけれども、やはり私は今の家族が大好きだ。

別に自分の親なんだからとか言うわけでもないし、中には親と仲が悪いという知り合いもいる。

でも私にとっては、やはり家族が悲しむようなことがしたくないという前提がある。

自分自身、仕事を転々としたり、好き勝手生きているところもあるけれども、やはり親が悲しむことはしたくない。

だって私が愛した家族だもの。

直接面と向かって言うのは、恥ずかしいけれどもね。それではまた次回!

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