見出し画像

5月13日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

5月13日の昼に開催した「東亰讀書倶樂部」読書会の報告です!

小雨の降る中、合計4名の神保町散策。小宮山書店でアートに触れ、南洋堂書店で建築関係の書籍を見て回る。

読書会では、言語学から歴史、アート、SF作品など幅広く語り合う。知識同士に相乗効果が発生すると、より話しは面白くなる。

読書会終了後に撮影

・紹介して頂いた本

上田早夕里「上海灯蛾」双葉社

満州事変の頃の中国は上海。日本より一旗揚げようと海を渡った次郎は、ある日女性から上質な阿片の種を手にいれる。それから中国の裏社会と関わりを持つようになる。

中国組織の青幇や血で血を洗う抗争、兄弟との契りなど、裏社会の暗い話しは多いものの、クライマックスは思わず涙なしには読めないとのこと。

吉岡乾「フィールド言語学者、巣ごもる。」創元社

流行り病でフィールド調査に行けなかった言語学者、巣ごもり中に言語学に関して様々なことを考える。

例えば、差別用語や言葉狩り。「限界集落」と言う言葉は、言葉自体に差別的な意味はないものの、伝え方、読み手の意識によっては差別だと捉えてしまう。

それだけ言語は変化する。社会環境の流れで変わるからこそ、学び甲斐があるもの。

徳光健治「教養としてのアート 投資としてのアート」クロスメディア・パブリッシング

日本のアートマーケットは世界の3%程度。日本におけるアートの価値、そして市場としての価値を理解している人が少ない。

個展で販売しているアート作品も、時給換算したら非常に低い。作品に対する値段設定も低いと思われる。

アーティストであっても、作品を生み出せば良いのではなく、自らをセルフプロデュースして売り出す必要がある。

高野秀行「イスラム飲酒紀行」扶桑社

TV番組 クレイジージャーニーにも出演した高野さん。禁酒のイスラム教圏であっても、どうしても酒を飲みたい。そんな願望から各地で隠れて酒を飲む、エンターテイメントノンフィクション。

5月の読書会スケジュール

5月20日(土) 10:00~12:00
朝活×読書会 →満員御礼!!!
5月27日(土) 13:00~18:00
文学×ボードゲーム会
5月27日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK & BOOZE!

ご興味ありましたら、コメントやPeatixにて是非お待ちしております。皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)


今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。