川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家

川口市出身の川口と申します。 大学卒業後リサイクル工場に従事。転職を繰り返し、2023…

川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家

川口市出身の川口と申します。 大学卒業後リサイクル工場に従事。転職を繰り返し、2023年2月からWebライターへ転身。 神保町にて読書会『東京読書倶楽部』を主催。本を読まないと上手く時間を使えないタイプ。 「誰かの心に言葉を届ける人」になるためにnoteを毎日更新しております。

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東京読書倶楽部

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 毎回読書会の報告や宣伝を行っていますが、そもそも東京読書倶楽部ではどんな読書会を行っているのか気になる方も多いと思われます。 本記事では、東京読書倶楽部ってどんな読書会なのか紹介していきます! 東京読書倶楽部とは東京読書倶楽部は、日本最大の古書店街である神保町にて、ほぼ毎週読書会を開催しております。2022年2月に第1回を開催して以来、主催者一人で2年ほど続けております。 その本が面白いのは、 その人の人生経験が その本を面白く

    • 「男だったら泣くな」という違和感

      先日の東京読書倶楽部の読書会にて、グレイソン・ペリーの「男らしさの終焉」を紹介された際のこと。 男性にも『傷ついていい権利』や『弱さを認める権利』が浸透しつつあるため、徐々に「男だったら泣いてはいけない」という考え方もなくなるのではないかと語っていた。 そういう「男らしさ」云々の背景や経緯は置いておいて、「男だったら泣くな」と親に言われて育った人も多いとは思われる。 私自身、言われたことがあったか記憶が定かではないが、少なくとも「男なら泣くな」という考え方は、何かしら固

      • 読書記録「水底のスピカ」

        川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、乾ルカさんの「水底のスピカ」中央公論新社 (2022) です! ・あらすじ 夏休み明け、北海道の高校に東京から転校してきた 汐谷美令。容姿端麗、頭脳明晰の彼女だが、誰一人寄せ付けない雰囲気を醸していた。 クラスで孤高を演じていた松島和奈は、学園祭の準備で彼女に近づき、そして友だちになる。美令の側にいれば、自分も「特別な」人間に見られると思って。 クラスカースト上位の城之内更紗は、お高くとまったような雰囲気を醸し出

        • 読書記録「マリア様のいない町」

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、笠井スイさんの「マリア様のいない町」KADOKAWA (2018) です! 仕事終わりに寄ったブックオフにて、タイトルと表紙に惹かれて紐解いた作品。後編の「名もなき羊たちの町」と共に。 この作品の主人公達は、みな深い悲しみを抱えている。 両親に捨てられたサリ、恋人に先立たれたエニ、自分のせいで母が死んだのだと囚われているミルラ、拭い難い過去を持つルー。 ちょうど、乾ルカさんの「水底のスピカ」中央公論新社を読んで

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          「とにかく中に入り込むんだ。選ぶのではなく、中に入る。何かをやりたいのに、選んでばかりいる人を見ると、なんてもったいないんだと思う。まだチャンスがあるうちに入ってみる。そうすればそこから何かが生まれるかもしれない」 ぴあ株式会社 "ウォルト・ディズニーの言葉" 23頁より抜粋

          「とにかく中に入り込むんだ。選ぶのではなく、中に入る。何かをやりたいのに、選んでばかりいる人を見ると、なんてもったいないんだと思う。まだチャンスがあるうちに入ってみる。そうすればそこから何かが生まれるかもしれない」 ぴあ株式会社 "ウォルト・ディズニーの言葉" 23頁より抜粋

          ライターは本読みであるべきか?

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 「東京読書倶楽部」の読書会の主催者でありながら、平素はWebライターとして働いていることもあって、何かと『読書とライターの仕事』を紐づけて質問されることが多い。 よくあるケースだと、「やっぱりライターだから、たくさん本を読んでいるのですか?」とは聞かれる。「本読みだから、ライターになったんですか」的なこともしばしばである。 「ライターだから本を読んでいるんですか」に対して、個人的な回答を述べるとするならば、「半分正解だけれども、半

          ライターは本読みであるべきか?

          青春の日の想い出

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 久方ぶりに秋葉原までお散歩。特に用事や買いたいものがあるわけではないが、何か急にアキバに行きたい気分でござる。 何となく足を運ぶ場所は決まっている。アニメイトでマンガを眺め、イエローサブマリンやらしんばんでフィギュアやDVDを眺める。 オノデンのビルに移転したジーストアにて、「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」の原作20周年記念イベントが行われていた。 店内BGMで「ハレ晴レユカイ」が流れときの精神の駆動。いやーこれよねって感じ。

          それでも世界は…(あんのこと)

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 昨夜は急に映画が見たい気分だったのもあり、仕事終わりに映画館へ。あらすじだけ読んで、フィーリングで「あんのこと」に決める。 2020年に実際に日本で起こった事件をモチーフに脚本・映画化されたというこの作品。 冒頭は「お、赤羽だ…」なんて呑気に構えていたし、シャブ(覚醒剤)で逮捕された取調室にて、佐藤二朗演じる多々羅の素っ頓狂なやり取りに、思わず笑ってしまう。 最初は人のことを信じられなかった杏も、赤の他人のために無償で行動してく

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          言葉をニュアンスを鮮明にする

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 往復の通勤電車でよく見かける、日能研の額面広告「シカクいアタマをマルくする」。あれを見る度に、つい考えてしまう。 6月掲載文は、普連土学園中学校の入試問題から『接頭語』『接尾語』にまつわる出題。 眺めていて、なるほど、言われてみれば、無意識の内に使っていたなと思った次第。 出題例でいうと、「並でない」の意味を加える『ず(図太い)』、「本当の」の意味を加える『ま(真心)』などが挙げられる。 これらの言葉は、普段何気なく使っている

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          仕事終わりにブックオフに立ち寄るささやかな幸せ。流石に小説や文学は積読気味なので控えました。漫画はほら、積読に含まれませんからセーフなのです。 1冊買ってしまえば、もう何冊買っても同じですからね。安いもんだ、これで買い物欲が満たされるのだから。

          仕事終わりにブックオフに立ち寄るささやかな幸せ。流石に小説や文学は積読気味なので控えました。漫画はほら、積読に含まれませんからセーフなのです。 1冊買ってしまえば、もう何冊買っても同じですからね。安いもんだ、これで買い物欲が満たされるのだから。

          読書記録「僕の狂ったフェミ彼女」

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、ミン・ジヒョンの「僕の狂ったフェミ彼女」イースト・プレス (2022)です! ・あらすじ 別れた彼女と再会したのは、男女差別やフェミニズムのデモで殺気立つ普信閣の交差点だった。 大学時代、インターンシップで米国に1年滞在することになった僕(キム・スンジュン)を、彼女は許さなかった。一方的に別れのメールを受け取り、これから2度と出会うこともないだろうと思っていた。 4年後、偶然にも再会した彼女は、非婚主義で男女平等

          読書記録「僕の狂ったフェミ彼女」

          6月1日 読書会報告

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年6月1日の夜に開催した、東京読書倶楽部の読書会の報告です! この日は新規の方が3名、リピーターが8名の合計12名でお酒を飲みながら読書会、その名もBOOK & BOOZE! モンゴメリの『赤毛のアン』風に言えば、「腹心の友」として、お酒や食事を取りながら、好きな本について語り合い、親睦を深め合うことは素晴らしいことである。 紹介して頂いた本永井均「子どものための哲学対話」講談社 主人公である「ぼく」とペットのペネトレ

          物語をおいしく味わう

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 映画や漫画、小説などの物語を紐解いていく中で、「以前どこかでこれに似たシーンを見たことがあるな」と思ったことはないだろうか。 例えば、食パンをくわえた少女が転校生とぶつかるとか、食いしん坊が「もう食べられない…」と寝言を言うだとか、張り込み中の刑事があんぱんと牛乳を食べるとか。 これらの状況を、何の物語で見たという鮮明な記憶はなくとも、字面だけで「あーあるある!」と思わないだろうか。 先日、会社の図書スペースのおすすめ書籍として

          本は本屋さんで買いたい人

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 先日の読書会にて、本はほとんどネットや通販サイトで購入して、あまり書店さんに行かないと語る方にお会いした。 中には電子書籍だけって人もいるが、その人はあくまでも紙の本が好きだけれども、書店に行くよりもネットで購入したほうが早く済むから、重宝しているとのこと。 私はあまりネットで本は買わないタイプ。そもそも通販サイトで買い物自体あまりやらない。 大前提、実際にお店に行けば買えるものを、わざわざネットで買うっていう心理がない。 ネ

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          「働いていると本が読めなくなる社会」について

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 最近巷で噂の話題作、三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」集英社 (2024) が会社の新刊図書に陳列していた。 会社の図書スペースの本は、ネットで申請すれば自分の席まで届けてくれるという至れり尽くせりのサービスもあるが、実際に本棚で借りたほうが早いというアナログ人間の思考で、予約が入る前に紐解いた次第。 読んで面白かったのもあり、今回は珍しく、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」について真面目に考えてみようと

          「働いていると本が読めなくなる社会」について

          返事がない。ただの読書家のようだ。

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 読書家のあるあるかもしれないが、読書中は話し掛けちゃいけないのではと思われている節がある。邪魔しちゃ悪いのかと。 個人的には、周りの人がスマホを見ているのと同じ感覚で本を読んでいるため、全然読書中に話し掛けられても困らないタイプ。 まぁ話し掛けられなければ、こちらから話すこともないから、目の前に知り合いがいても本を読んでいるのだけれども。 なんかこう、読書家と言うものは、会話が好きではないという認識がありそうである。 ステレオ

          返事がない。ただの読書家のようだ。