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青春の日の想い出

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

久方ぶりに秋葉原までお散歩。特に用事や買いたいものがあるわけではないが、何か急にアキバに行きたい気分でござる。

何となく足を運ぶ場所は決まっている。アニメイトでマンガを眺め、イエローサブマリンやらしんばんでフィギュアやDVDを眺める。

オノデンのビルに移転したジーストアにて、「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」の原作20周年記念イベントが行われていた。

店内BGMで「ハレ晴レユカイ」が流れときの精神の駆動。いやーこれよねって感じ。

私がいわゆるアニメオタクになったきっかけは、2010年にTOKYO MXにて放映した「迷い猫オーバーラン」。私の中で「顧客が本当に求めていたもの」が開花してしまう。

「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」は、リアルタイムでは見ていなかったけれども、再放送やら色々な術を駆使して見たアニメとして、遺伝子レベルでオタクになった要因の一つと言っても過言ではない。

とは言え、私の場合は平成アニメオタクだけあって、リアルで人と話すときは、あまりオタクアピールができない節がある。

私がアニメを見ていたのは中学~大学時代にかけて。社会人になってから、テレビを見ることすらご無沙汰気味。

つまるところ、最近のアニメは全然見ていない。飲みの席などでアニメの話題になっても、「転スラ4期」とか「推しの子」など。見ていないがゆえに話題にもついてゆけず。

逆に何のアニメを見たかと聞かれても、これはこれで困る人。「けいおん!」とか「ラブライブ(無印)」を見たよと言っても、全然伝わらない。

一応これでも、譲歩して分かりそうな作品をピックアップしているけれども。

それはともかく、当時のアニメやマンガ、ライトノベルが今の自分を形成したのは確かである。

言われてみれば、「やれやれ」という言葉がしっくりくるのは、村上春樹さんの登場人物よりも、涼宮ハルヒに振り回されるキョン(CV 杉田智和)だ。

伏見つかささんの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の桐乃の考え方を見習い、「作品に文句を言うときは、まず実際に見てから(読んでから)」は、今も大事にしている。

小難しいことを考えず、本を読むこと自体を楽しいと思わせてくれるライトノベルだって、時折読みたくなるものだ。

大学時代に森永卓郎さんの「萌え経済学」講談社って本を読んだことがある。

細かい部分は忘れてしまったが、オタクは純粋であり、人を傷つけたりはしない。コミケで暴動が起きず、統制が取れているのも、いい意味でオタクという人種が作用している的なことが書いてあった。

そんな人達が集まる秋葉原における、アニメのグッズや(箱が分厚い)ゲームの経済効果は、非常に大きいのだと。

だが、先日ネットニュースで見かけたのもあるが、秋葉原が昔と比べて、オタクっぽくなくなっている点も見受けられる。

外国からの観光客が増えているのもあるが、なんというか、昔にはあったアキバ感が減った気がする。毒気(?)が抜かれたような。

「ワンピース」とか「鬼滅の刃」とかが面白いのはわかる。世界に誇る作品でもあるし、売り手も買い手もいることはわかる。

もちろん、今でも探せばディープなお店はあるだろうし、コンプライアンス的なこともあって、可愛い女の子の広告が使いにくくなっているのも、しょうがない。

ただその代償として、秋葉原がただの電気街になってしまっている。「アキバ感」が薄れてきたと言いますか。

ある意味、そういう尖った場所があるからこそ、それぞれの駅で文化が生まれる。それが東京という都市の在り方が、海外とは異なる点だっただろうに。

ここが私のアナザースカイ(近場)。 それではまた次回!

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