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【東京道路奇景ガイド#12】 道路の3層構造! 渋谷駅東口・西口歩道橋

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
今回は、「東京道路奇景」の実例として、渋谷駅東口歩道橋・渋谷駅西口歩道橋をご紹介します。

■渋谷東口歩道橋の概要

これら2つの歩道橋は、その名の通り渋谷駅の東口と西口にある歩道橋で、2019年に完成しました。ここにもともとあった古い歩道橋は、渋谷駅付近の再開発事業の一環で取り壊され、新しいものに生まれ変わりました。これらの完成によって、渋谷駅の南側の移動が容易になり、再開発事業で誕生した超高層ビル(渋谷スクランブルスクエアと渋谷ストリーム)も歩道で直接結ばれました。

この歩道橋付近では、道路が3層構造になっています。地平を通る一般道路(玉川通り)と、中空を通る歩道橋、そしてその上を上を通る高速道路(首都高3号渋谷線)が、互いに立体交差しているのです。

この3層構造が織りなす景色は、下から見ても上から見てもかなりめずらしいものです。このため、ここでは「東京道路奇景」の1つとしてご紹介します。

■おすすめの鑑賞場所

鑑賞場所は、おもに3箇所(地平・歩道橋・ビル)あります。

①地平の鑑賞場所

3層構造全体を下から見上げたい方には、地平を通る玉川通りの横断歩道に立つことをおすすめします。ただし現在は工事中の場所が多く、鑑賞できるスペースが狭いのでご注意ください。

玉川通りの歩道からの眺め(渋谷駅東口歩道橋)

②歩道橋の鑑賞場所

中空にある歩道橋も、おすすめしたい鑑賞場所です。

歩道橋からの眺め(渋谷駅東口歩道橋)

③ビルの鑑賞場所

この3層構造は、再開発で誕生した超高層ビル(渋谷スクランブルスクエア)からも見ることができます。

渋谷スクランブルスクエアからの眺め(渋谷駅西口歩道橋)

■アクセス(鑑賞場所まで)

渋谷駅から徒歩2分程度
(JR・東京メトロ・東急・京王)




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