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なぜ、「キャリアコーチング」をやろうと思ったのか?(ニューキャリア)

まずは自己紹介

はじめまして、川畑です。
「UZUZ」という人材サービス会社で専務をやりながら、キャリアカウンセラーの仕事をしています。

私は1社目でLIXILという住宅設備メーカーの技術職として3年間働き、中高の同級生である友達(UZUZ創業者/現在は独立)がUZUZを立ち上げるタイミングで転職しました。
それ以来、現場でキャリアカウンセラーとして20代の若者向けにキャリア支援を行っています。
※もっと詳しい経歴は、「私の履歴書」にまとめているので、こちらも見てやってください。

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新卒の頃には、「やりたいことを仕事に!」の一点張りで就活していた私も、2,000人の若者の就活や転職のサポートを経験すると、採用市場やキャリアについて、ある程度は俯瞰的に見れるようになりました。
キャリアカウンセリングを行えば、「この人の弱点は○○だから、こうすれば面接で受かるな」とか「この人には○○の仕事が向いてそう」といったこともわかります。
今ではありがたいことに、東洋経済オンラインビジネスインサイダージャパンといったメディアに定期的に寄稿したり、YouTubeで面接ノウハウ業界解説を発信できるくらい、知識とノウハウを蓄積することもできました。

そして、2021年というコロナショック真っ只中で「有料キャリアコーチング」のサービスを立ち上げてみようと、思い至りました。
理由はいくつかありますが、まとめるとこんな感じです。

①キャリアカウンセラーを9年間やってきて、何となく感じていた「課題」を解消できそうだから
②コロナ禍によって、より一層、キャリアの「設計」や「改善」を行う必要性が増したから
③キャリアカウンセラーとして個人スキルをもっと伸ばしたいと思ったから


②と③の理由は何となくわかると思うのですが、①に関しては「?」が付く人が多いと思いますので、「エージェントサービスの課題」についてもう少し説明したいと思います。

エージェントサービスには、「合う」「合わない」がある

私が働いているUZUZのキャリア支援サービスは、いわゆる「エージェントサービス」です。
エージェントサービスの特徴をまとめると、こんな感じ。

・求職者は無料でサービスを利用できる。
・キャリアカウンセリングを通して「希望条件」「適性」「キャリアプラン」を整理。
・これらと「経歴(ステータス)」を合わせて、提案可能な求人を紹介。
・求人へのエントリー、選考日程の調整を代行
・各求人の選考に対して、面接対策も実施。
・複数内定が出た際には、「希望条件」「適性」「キャリアプラン」を考慮して、入社企業を決定する助言を行う。
・エージェントの収益源は企業からの「人材紹介料」

このような特徴を持ったサービスなのですが、9年間やっていて、このサービスには「合う人」「合わない人」がいるなと感じていました。

サービスの特性上、自社の求人で就業決定とならない場合、エージェント側は完全にボランティア(無償)になります。
そのため、ポジショントークが全くないと言ったら嘘になりますし、提案される求人の選択肢は「エージェントが保有する求人の中から」になります。

そのため、「選択肢が豊富にある人」「自力で選考に受かる人」にとっては、そこまでメリットがあるサービスだとは言えません。
こんな話をすると、「エージェントサービスはダメだ」と言われてしまいそうですが、実際に9年間このサービスを提供してきて、エージェントサービスにも次のような明確なメリットがあり、必要なサービスだと感じています。

・サービス利用料が無料
・就業決定スキルが高い(就業決定しないと収益ゼロのため)
・採用企業と直接やりとりができるため、詳細かつ最新の情報を獲得できる。(雇用条件、採用条件、面接情報など)
・採用企業に対してエージェントがアピールしてくれるので、選考通過率が高まる
・選考見送りの場合でもフィードバックを回収できる。
※弊社では上記すべてのことを実施していますが、必ずしもすべてのエージェントが実施しているわけではない。

つまり、エージェントサービスは「実務経験が乏しく選択肢が少ない人」「選考が苦手な(もしくは苦手意識を持った)人」であれば、確かな利用メリットがあるサービスだと言えます。
※専門特化しているエージェント(◯◯業界特化、ハイクラス特化など)であれば、その分野の求人を豊富に保有しているので、より多くのメリットがあります。

エージェントとして培ったスキルを「キャリアコーチング」で活かしてみたら?

最近、「求人を紹介しない」有料のキャリア支援サービスを目にすることが増えました。
ポジウィルキャリアマジキャリ(アクシス運営)に代表されるサービスですが、このサービスはエージェントサービスとは異なり、「求人を紹介しない」ことで「ポジショントークをせずに客観的に求職者の利益を優先できる」というサービス設計になっています。

この点は、ユーザー目線で考えると、非常に優れており、求職者は自分の利益を最優先に考えてくれるコンサルタントにサポートしてもらいながら、就職もしくは転職活動を進めることができます。(費用面でのデメリットはありますが…)

このようなサービスであれば、現状のエージェントサービスではメリットを提供しづらいユーザーにも、満足してもらうキャリア支援ができるのではないかと思いました。(「選択肢が豊富にある人」「自分で選考に受かることができる人」に対して)

さらに、エージェントサービスで鍛えた「選考に受かるスキル」を存分に発揮して、希望の就職先で内定獲得するサポートもできると思いました。
つまり、「エージェントサービス」と「コーチングサービス」のいいとこ取りのサービスができるのではないか?と思ったことが、この新サービスをやってみようと思った背景です。

では、どんなサービスなのか?

一言で言えば、「自分のキャリアに"納得感"を持てるように、キャリアマネジメントができる人を増やす」ためのサービスです。
今まで2,000人ほどの若者のキャリア支援を行ってきて、自身のキャリアに対する納得感が高い人は、自分のキャリアを「良いキャリア」だと感じる傾向があることがわかりました。
なので、このサービスでは「キャリアの納得度」を高めるために「現状(今の自分)の把握」「理想形(理想の自分)に近づくための計画づくり」に重きを置いています。

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このサービスでは、利用者のニーズに合わせて、「CAPDサイクル」を回すことを中心に据えつつ、次の3コースを設けています。

「CAPDサイクル」とは
S(Score):現在の「キャリア納得度」をスコアリングする。
A(Analyse):自身の「強み(武器)」「弱み(課題)」「価値観」を分析する。
P(Plan):「キャリア納得度」を上げるための具体的なTODO洗い出し、計画に落とし込む。
D(DO):計画通りTODOを実行に移し、キャリア納得度を改善していく。

「分析/計画コース」
まずは現在の自分の「キャリア納得度」をスコアリングします。次に自分のキャリアを強み、弱み、価値観の切り口で徹底的に分析し、キャリアの改善するための「TODO」を洗い出し、「計画」まで落とし込んでいきます。
この分析により、自分の現状把握ができ、やるべきことも明確になるので、自身の「キャリア納得感」を上げるための行動を進めていくことができます。
⇒「分析/計画」まで作り込んだら、あとは自分で進められる人はこちらのコース

「転職活動コース」
自身の「キャリア納得度」をスコアリングして、キャリア分析によって「TODO/計画」まで落とし込い、さらに「転職活動」を進める場合は、こちらのコースがおすすめです。担当キャリアコーチと二人三脚で「キャリアシートづくり」「求人選定」「面接対策」「転職先の決定」までトータルでサポートします。
「分析/計画」だけでなく、「転職活動」までトータルサポートを希望する人はこちらのコース。

「メンタリングコース」
キャリアプランを設計し、転職したとしても、新しい環境でプラン通りにならなければキャリア納得度は上がりません。また、現職で「成果を出したい」「もっと納得感を持って働きたい」というニーズもあります。
キャリアコーチが定期的にメンタリングを行いながら、「キャリアに納得した自分」に近づいていくためのサポートを実施します。おすすめは3ヶ月に1回のメンタリングです。
⇒定期的にキャリアメンタリングを受けて、キャリアの納得度を向上させたい人はこちらのコース。

サービス名「ニューキャリア」に込めた想い

new-career_ロゴ

このサービスの名前は「ニューキャリア」にしようと思っています。
このサービス名にした理由は次の通りです。

■キャリア支援なので「キャリア(Career)」を入れたい(わかりやすいし)
■今までのキャリアを整理して、新しいキャリアプランを決めて進んでいってもらうサービスなので、「ニュー(New)」を入れたい
■旧来の「組織依存度が高いキャリア」ではなく、「個人に合わせた、個人にフォーカスしたキャリア」という新しいキャリア観も伝えていきたいので「ニュー(New)」を入れたい

主なサービス内容はこんな感じ

ニューキャリアのサービス「6ステップ」

①スコアリング
現状の「キャリア納得度」を可視化します。 評価項目ごとに配点(1~5点)を設定し、現状のキャリアの納得度をスコアリングすることで、よりスコアを向上させるためには何が必要なのか考える参考情報とします。

②自己/キャリア分析
「やりたいこと」探しの自己分析ではなく、「強み/弱み」「性格」「業務経験」などを整理して、「今の自分」を具体化します。また、「理想の自分」もできるだけ具体的に把握するため、「理想のキャリア」を要素分解していきます。

③TODO/計画(課題⇒TODO⇒計画)
転職すべきかどうかも含めて、自分のキャリアの納得度を向上するための「活動計画」を立てます。計画だけでなく、具体的な「TODO(やるべきこと)」まで落とし込むことで何をすべきか把握します。合わせて転職市場の現状も説明し、具体的な選択肢を絞っていきます。

④キャリアシートづくり(職務経歴書)
エントリー書類(履歴書、職務経歴書等)の質を上げるために、添削サポートを行います。特に職務経歴書は、書き方(伝え方)を改良するだけで、企業側へのアピール度が格段に変わります。キャリアシートは定期的に更新することが重要なので、「未来の目標」も含めて作成します。

⑤しごと選び(求人/転職手段の選定)
「仕事選びの条件」に沿って、求人媒体やエージェントから紹介された求人から「選考を受ける求人」を選定します。この「仕事選びの条件」は転職活動中に変わることもあるので、随時アップデートしながら進めていきます。

⑥面接対策(各求人)
選考企業ごとに面接対策を実施します。大きく分けて、「ベースとなる面接対策(企業問わず行う対策)」と「各社にカスタマイズした面接対策」を行います。お見送りとなった場合も、フィードバックを元に改善を繰り返すことで選考通過率を上げていきます。

+定期メンタリング
キャリアプランを設計し、転職できたとしても、そのプランを実現できなければ意味がありません。現職続行、転職問わず、定期的に「キャリアプランの進捗度」をメンタリングすることで、進捗確認や方向修正を実施します。
※メンタリングの頻度は利用者ごとに個別で設定。

これらのサービスに伴う料金は、他サービスとの料金のバランスも考慮して次のように決めました。

料金表|ニューキャリア

※ちなみに、YouTubeでも「業界/職種解説」や「面接ノウハウ解説」を公開しているので、リンクを載っけておきます。

就業サポートは、必ず「私」が担当します

既に存在する有料キャリアコーチングのサービスとの違いは、「必ずサービス立ち上げを行う私自身が就業サポートする」をコンセプトにやるということです。
キャリア支援のサービスは「誰がやるのか?」がかなり重要だと思っているので、この点はこだわってやります。
(※もちろん、将来的には他のメンバーにもノウハウを共有し、担当してもらう予定です。)

自分でやることで、「サービスの質」も担保できるだけでなく、サービスを立ち上げ、改善していく上でも早く進めることができます。
現場に入って、利用者の反応を直に感じ取りながら改善を進めることは、ポジティブな効果しかないと思っています。
利用者は決して安くない料金を支払って利用するわけですから、満足度の高いサービスを提供したいので。

もし、このサービスに興味がある方は下記フォームより「無料キャリアカウンセリング(1時間)」をお申し込みください。
まずは「キャリアの現状」「今抱えている課題」に関して、色々と聞かせてください。




20代を中心にキャリアサポートをかれこれ10年くらいやっています。「キャリア」だけでなく、その人の「人生」という視点で、いっしょに考えられたらと思っています。仕事/キャリア/就活/転職あたりのテーマでnote書きます。