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キャリアを通じた成長?軌跡を振り返る~若手時代編~

金融→ITへ、営業→企画へ、メンバー→管理職 と転職と職種チェンジを経験してきた私の棚卸し用のまとめの続きになります。

営業を経験し2年ほど経過したタイミングで次のステージを探し始めるまでの、新卒・新人時代の記事はこちらです。
あわせてご参照いただけたら幸いです。

転職の検討時点の市況

証券営業をやっていた頃の市況というのは、リーマンショック後の低迷期で、BRICS(ブラジル/ロシア/インド/中国/南アフリカ)といった国土・人口・資源のある国々が成長ポテンシャルがあると見られていた時期です。

そんななか、日本の株式市場で唯一?といっていいほど目立って成長していたのがいわゆるSNS・ソシャゲ界隈のマーケットでした。

インターネットに興味・知見はほぼなかったのですが、停滞しているマーケットに身を置くより、
・成長マーケットのほうが自分の可能性が拓けそう
・新しい市場を作っている会社のほうが、ワクワクする

その2点でSNS・ソシャゲのベンチャーを選び、営業的なポジションで転職をしました。

急成長ベンチャーに身を置く

転職先は急成長中のベンチャーで、めちゃくちゃ目まぐるしい変化とハードワークを、数字が伸びていくことの社内の興奮の中で過ごしました。

具体的には
・1ヶ月に60名規模の中途採用
・オフィス拡張で3ヶ月に1回くらいお引越し
・3ヶ月に1回くらいで仕事内容が変化

(メディア営業→芸能人✕スマホアプリのリリース→大規模プロモーションのKPI設計→モニタリング・効果分析などなど)
などです。

業種が異なるということは、新たにその業種における最低限のスキルが必要ですが、私は入社当時はITスキルが未熟すぎて、恥ずかしながらパソコン教室に通いながら仕事をしてました。
※PCの電源の付け方も周囲に聞くレベルでしたw

その環境の中で、自分のこれまでの強みを出すには、営業しかありません。
とにかくアポイントを取りまくることに注力し、周囲に助けられながらなんとか自走できるようになりました。

ちょうどソシャゲのプラットフォームが成長期を迎えるタイミングだったので、ユーザー増加トレンドにあわせ、自社タイトルのプロモーション+外部パートナーの出店開拓を拡大再生産することが業績に直結する状況でした。

デジタルコンテンツはリアルビジネスと違って在庫という概念がありません。なので仕入れもない。
リソースさえ投下すると利益率と成長角度で返ってくることが、おそらくわかっていたためかスピード感をもって積極的に採用を行い、その異様な興奮に引き込まれて会社がどんどん大きくなってきました。

社内のリソースはいつもカツカツなので当然一人ひとりがハードワークし、
未経験業務であっても気合と根性で克服できる環境は、
スキルアップにこの上ない環境だったと思います。
KPIマネジメントや分析・ドキュメンテーションを仕込んでいただきました。
感謝です。
(ただ、いつも寝不足で口内炎、月曜からレッドブルを飲みながら仕事をする始末、、、今は絶対できない働き方でした)

変調の兆し

この急成長も、長くは続きません。
ソシャゲという新しい市場はルールも未整備で、様々な消費者トラブルが勃発し鈍化が始まっていきます。

成長鈍化は、会社の投資も、業務も、組織の拡大も、鈍化するということで合理化に伴う業務・部署の統合などが行われる混乱の中で、希望退職の受付などもあり、私はこの環境を出ることにしました。

とにかくハードワークで摩耗していたこともあり、少し環境を変えて働こうと思い、転職していきます。

まとめ

成長マーケットに身を置けたことで、スキル獲得という観点では非常に恵まれました。
優秀な先輩方に囲まれ、朝から晩まで「これでもか」というを働けましたwし、量が質に転化していく感覚も体感することが出来ました。
また、そんな中同じチームで働けた人たちとは、いわば戦友とも言える絆ができ、出会いという観点でも有り難かったと思います。

一方で、急拡大にはひずみがあり、
勢いを失い、それまで隠せていたものが露呈すると、人は雲散霧消していく虚しさも知りました、、、

そして、このあとの流れは次の記事で書いていきたいと思います。

前回の記事もよろしくお願いいたします。

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