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キャリアを通じた成長?軌跡を振り返る~証券営業の新人時代編~

noteを久しぶりに再開した理由の一つが
自分の経験やキャリアの棚卸しをするためでした。

金融→ITへ、営業→企画へ、メンバー→管理職 と転職と職種チェンジを経験してきたことをいつもの如く徒然なるままに書いていきたいと思います。

徒然なるままに書きつつ、深堀りしたいテーマが見えてきたらまた別記事を書いていきたいと思います。

就活に馴染めなかった大学時代

私のファーストキャリアは金融の営業マンです。
大学時代、就活時期になると遊んでいた友人たちが急に就活モードになり
OBOG訪問やインターンや
髪を黒くしてスーツで身なりを整え会社説明会に行き出すのですが、

私自身はある時期が来たらトコロテンの様に押し出されるかの如く一斉に、就活という儀式を始める周囲に違和感を感じてました。

大学時代は、バイト→長期休暇に海外1人旅を繰り返す生活をしており、

色々な国や文化に触れる中で、就活のような仕事を決めるための方向性が自分の中で見出せず
3年生の1月くらいまではロン毛で完全に出遅れます。

服や髪型の自由さでアパレルに内定貰うもののモラトリアム期間を更に得るために大学院かも考えましたが(動機が不純ですw)、

やはり働きながらまずスキルをつけつつ、自分に合った仕事を見出せれば良いかなと考え、秋採用の枠のなかから証券会社(当時はツブシのきく就職先であろうと思っていた)に入ることができました。

新人時代

支店配属となり、リテールの営業に従事します。
配属初日から、怒声の行き交うゴリゴリな現場でした。

新入社員はまず新規顧客の開拓数を背負っており、
その担当エリアを決めるために近所の地図とそのエリアの架電リストをもらい、鬼電と訪問の繰り返しです。

毎日100件架電か、100枚の名刺を配ってくることを目標とし、とにかく量をこなしました。
リストは限られているので、定期的に同じお客さんのお宅を何度も回ることになるのですが証券の営業はタイミングキャッチが非常に重要なので、ラフに話せる関係の見込み客をどれくらい持っておくかで、顧客開拓の安定性が変わってきます。

また、チームに非常に優秀な先輩がおり、見込み客のクロージング同行していただいて、背中を見て学ぶ機会をいただけたことは有り難かった。。。

特に記憶に残っているのは、
「自分の好きなテーマの新聞記事を切り抜き、考察とともにノート冊子にまとめていく」
というものです。

年間で10冊程度になるくらいのボリュームになるのですが
この方法は以下のメリットがあり、営業成績を後押ししてくれた大きな要素となりました。

1)テーマを考察とともに追い続けるので、そのテーマだけでなく周辺知識も含めて理解が進んだ

2)商談にノートを持ち過去~未来の時間軸を整理し考察することで、「よく勉強している、彼には任せられる」という信頼の醸成と、「僕の考察したストーリーに賭けてくれませんか?」とセールストークにつなげた

このあたりから成績がで始めて、2年目くらいには関東エリアの同期の中でトップレベルだったとと思います。

馴染みきれなかった証券営業

順調にみえた仕事ですが、一方でやればやるほどこの仕事の悩ましさが出ていました。

個人の金融資産の大半を占める預金を投資商品へと促すことでインカム・キャピタルゲインによる資産効果は大きなインパクトと思ってました。

(1500兆円規模の資産に年利5%のリターンがあれば、単純計算75兆で、単年の税収を超える規模になる)

しかし証券会社の収益基盤は「手数料」のフロー収入です。
※当時僕が所属していた会社は、です。

つまり、お金が円からドル、現金から投資信託、といった形を変えていく手数料で稼ぐモデルだったので、
顧客開拓には「長期投資」を謳いながら、実際は「短期回転売買」を促すようなコミュニケーションが多かったように思います。

※もちろん、株が大好きなで、担当営業マンと見立てを話ながら楽しそう売買される顧客もいらっしゃいました

営業成績が厳しくなると、
顧客の保有資産を洗い出し、
今売りたい(大体手数料率が高い商品)への買い替えストーリーを編み出し、顧客を乗せていくこともしばしば。。。

徐々に、そもそも収益基盤の脆弱さに疑問を持つようになってしまいました。

また、支店のトップは支店長になるのですが
営業同行や、目標への発破がけといったストレスフルな仕事ぶりを見るに、「30年後もこんなことをやるのか、、、」

という気持ちが擡げてしまいます。

営業という楽しくも苦しい業務従事し
お客様から信頼をいただくことの楽しさや基本動作を学ぶことができたことはとても感謝していますが、

入社時の思いとしては「次なるステージを見つけるための経験の場」と思っていたので、次を模索し始めていきます。

まとめ

営業という仕事は、自らが行動し、売上を作るというもっとも根源的な仕事だと思います。
頭でっかちに考えすぎず、まず行動し、修正しながら、自分なりのやり方をつかんで行くプロセスや、
普段出会えないような経営者など、色々な顧客様の関わり・関係性作りができたことは私の貴重な経験です。

毎度尻切れトンボですが、、、
この続きはまた、別記事でまとめていきたいと思います。



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