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『きっちり』 『ざっくり』 どっちがお好み?

なんの話かって?そう、仕事を依頼するときのスタイルのお話です。相手や仕事の内容にもよるぜ!という前提であれど、自分のスタイルがあるな〜と、私は思っております。

きっちり、ざっくり、仕事の依頼・受け取りスタイルどっちがお好み?
依頼者として、受け手として、どっちがお好み?

私はきっちり派でしたが、最近、ざっくり派に乗り換えました。もちろん、程度によるのですが、意識の問題で自分が思っているよりも、早い段階だったり、答えがない状態で誰かに依頼すると、予測できなかった内容が返ってきて、面白いことに気がついたからです。

きっちり派だった私は、予測通りの仕事のやり取りが行われることを快適に感じていました。そう感じていた私は、もっともっと!と、いろんなルール化の手段や形式を学びながら「予測通りの仕事のやり取り」という過程に対する快適さを求めて試行錯誤を繰り返していました。
だんだん自分の依頼形式がすごいと思い込んできて、業務委託時に伝わらないことを、相手のせいにして腹を立てていた時代もあったな…自分のいろんな能力を完全に棚に上げていて反省…もう本当に、心からごめんなさい。

話がそれましたが、そんなこんなの試行錯誤を繰り返しつつ、おそらく10年近くきっちり派で過ごしました。ざっくり依頼すると、受け手側だってどうしていいかわからないはずだし、程度に濃淡はあれど(自分の事前準備の時間が確保できるなら)絶対きっちりがいい!が、持論でした。

そんな私ですが、最近したお仕事が、わりと短納期だな〜と感じたので、依頼までのスピード優先で、大枠だけつくっておいて「こんな感じで」と(不本意ではあったけれど)ざっくり派の依頼をしました。

すると、返ってきた時に『!』
かなりのざっくり依頼だったので、全然自分が想定していたものと違う仕上がりでした。ですが、それはいい意味での『!』で、その考え方でこの仕事を捉えていなかったな〜と学びがありました。

きっちりを選択した時も、ざっくりを選択した時も私は「どちらが自分の想定した完成まで近道か」で判断していました。自分の想定した完成が完成でない可能性っていろんな場所にあるんだなと感じた出来事で、きっちり依頼しすぎない大切さや面白さを学びました。

私の担当している労務の分野では、完全なルーティンとなっている業務もあるので、これから全てざっくり派になる予定はありませんが、仕事の性質や依頼する相手によって、ざっくりにもっと寄せていくことで、自分の依頼前の準備時間の削減もできるし、新しい考え方も手に入れることができるので、ざっくりの方向へ攻めることを意識していきたいです。

ルーティン業務は日頃からきっちり言語化しておこう

これからざっくり派になっていくぜ、と言った私ですが、ルーティン業務はきっちり言語化することで、誰にでもすぐにきっちり依頼でき、代替可能な状態であるという価値が出せるというお話も置いておこうと思います。

私が担っている労務という分野は、雇用にまつわるお仕事を行っています。
「雇用」という概念が、法令でかなり明文化され、ルールとして決まっているため、やりたい「可能性」の仕事だけではなく、やらなければならない「必要性」の仕事が、常に一定割合を占めています。そのため、必然的にルーティン業務も同じ割合、存在しています。
これは労務だけではなく、一般的に会社の全社管理機能として括られやすい仕事では、ルーティン業務が結構な割合を占めています。そのため、これらの仕事は、言語することで、いつでも代替可能な状態にあることが、このポジションで出すべき価値の一つだと私は思っています。

コネヒトのHRではNotionを使って「業務マップ」と称し、ルーティン業務をデータベース化することで言語化をしています。

データベースのページ内には、マニュアルを作成

労務ではタスク管理のデータベースとしても利用しており、年次・月次などに仕事の分類のプロパティを使って管理することで、タスクのスケジュールが明確になっています。いつ「必要性」の業務が少なくなるのかを明確にすることで、いつ「可能性」の業務を進めておくべきか、自分のスケジュールがより明確になりました!

テーブルビューを使って、月次・年次業務を分けて表示

世の中は、きっちりかざっくりか白黒はっきりしないことばかり

世の中は、極論で判断できないものばかりなので、きっちり派として10年ほど過ごして、その素晴らしさを知っている私だから、きっちりの良さを活かしながら、ざっくりを攻めて、コネヒトの「いい感じ」のポイントを見つけてお仕事していきたいです。

(レコメンド)
Notionの業務マップは最近形になってきました。
作成している過程で書いていたのが↓の記事です

ちなみに、コネヒトのNotion導入についてはこちらを読んでみてください!

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