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「学校だけが学び場じゃないよっ」という話

今日は埼玉県のとある町のフリースクールの活動に参加させてもらいました
ちなみに今回で3回目
今回は普段活動する施設ではなく、
地域の河原で過ごします
メインの河原から上流に歩いて5分くらいの隠れスポット的な場所です
振り返ると色々な学びと体験がありました
書きたいことはたくさんあるけど、
「深い遊び」、「距離感」、「小さな発見」、「子どもを真ん中に」
について記録しておこう

1.深い遊びからの学び

子どもたちは、河原に着くと、
それぞれちょうど良い距離感で自分の空間を作りはじめた
落ちていた木を置いてみたり、大きな石で椅子にしてみたり、
いつの間にかそれぞれのお店が出来上がり

石集めは、色々な色や形をしているモノ、水切りに最適なモノなどなど、
思い思いにそれぞれが拾って自分のお店に集めます
海まで辿り着いていないリバーグラス集めも!

※リバーグラス
 シーグラスではなく、海まで辿り着いていないガラスの破片のこと

石が集まると、それぞれのお店がオープン
形・素材・色などで分け、値段をつけていきます
大人は木(お金)をもって、欲しい石やリバーグラスを買いに行く
木の素材や形によってどの石が買えるか決まります
もちろん交渉もありです
そして、その交渉が楽しいっ

その日、
何をするのかも決まっていない
時間も区切られていない

一人一人の石集めから、
仲間との関わりがあり、
遊びが広がり
学びに繋がる
そして、どんどん
深化していきました


2.距離感

子どもたちは、別々に好きな遊びをしていたかと思うと、
いつの間にか3人で一緒に遊んでいる
そして、気づくとまだお互い程よい距離感で別々に遊んでいる
「付かず離れず」のちょうど良い距離感

個の学びを仲間に伝え、広げていく、
そしてまた個に戻りさらに深めていく
先生がいなくても自分たちで学んでいます

子どもと親との距離感
アスレチックで遊ぶ子どもの両サイドにお父さん・お母さんが立ち、
わが子を注意深く見守り、
好奇心にブレーキをかけるような光景はここにはありません
ちょっと危険な岩登りも、
子どもの小さな冒険を温かく見守ります
子ども同士、濃い時間を過ごしていれば、
途中、言い争いだってケンカだってある
でもすぐには止めません
大人が止めたらもったいないことがたくさんある
ケンカは、子ども同士の交渉の場
将来、ビジネスの場で役に立つことだってある

お父さん・お母さんたちも
程よい距離感で子どもたちを見守ります


3.小さな発見

川辺のゴミ拾い
お昼ご飯の後、しばらくたってから開始
遊んでいる間は、ゴミは見当たらず、
きれいな環境が保たれているなぁ〜なんて考えていました

はじめてみると、意外や意外、ゴミがたくさん目に入ってくる
意識していないって怖いですね
大人用のサンダルやスプーン、ペットボトル等々、
15分程度の時間だったけれど、
砂や枯草に同化していていたゴミ達が見つかる見つかる

そして、足元を見ていると小さな花が足元にたくさんありました
オオイヌノフグリやナズナなどなど可愛い野草も目に飛び込んできます

桜のお花見も良いですが、
野草のお花見も良い季節

あっ、思い出した
オオイヌノフグリって名前は可愛いけど、
由来を聞くとイメージが壊れるってやつ


よ~っく見ると〇〇〇がいる(大きい)


4.子どもを真ん中に(終わりに)

3月の河原には
『子どもも大人も共に過ごす温かくご機嫌な時間』が流れていました

学校の外に出てみて、
「教育」について今まで以上に広く見渡せるようになってきた

色んな教育や教育方法があるけれど、
学校の中にいた経験と外に出てからの学びを振り返りながら思うことは、
「その場にいる子どもたちがスタート地点」ということ

その子どもたちの行動や学びの最適解
子どもも大人も一緒に探し続ける場作りに貢献していきたい
そのために学び続けていきたい

The Sky is the Limit


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