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求職者支援訓練校のこと~①学校見学

お久しぶりです。
ずっとここにこの訓練校のことを書きたかったんですが…
申し込み手続きや締め切り日のことがあって…先方に影響が出ない、締め切り後に投稿しようと決めていたので。

よく、ここやTwitterでも、訓練校のことを書いているユーザーの方は多いのですが…いかんせん読み手の私からしたら

曖昧過ぎる!!!ぬるい!!

と心から思うので、私は非公開にも有料にもしません!
学校名すら伏せる気はありません!

それでこそ読み手は知りたい情報だと私は思うからです!!

ここでは今回『求職者支援訓練校』の『学校見学』に至った感想と分析を書こうと思います。

※尚、下記の感想や分析は私の個人的偏見もあるとは思いますので、個人の見解であることをご了承ください。

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まず、私が受けたかったコース内容は『Webデザイン&マーケティング』関する学科でした。
今回、なぜハローワークから色々支援がある”公共職業訓練校”を選ばなかったのか?
…はっきり言おう。

Web系の科目がほとんど公共にはないからだっっっ!!

本当にこの令和の時代に、、、なんで未だにこんなに遅いんだ!行政ってのは!!!しかもこのコロナ禍で、どう見たってWeb関連の就職に就きたい人間は多いだろうに。。。

ひとまず、私は神奈川県民だ。地域も湘南どまんなか。
今期の訓練校の募集パンフレットの詳細。

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Web学科は首都圏の民間校の場合でも絞って3校。
町田、新宿に2校 計3校。
私はマーケティングの知識も学びたかったので、今回はこの中で新宿の2校、『アジャストアカデミー』と『インタープランITスクール』さんを見学に行くことに決めた。
それぞれのパンフレットを貼ろう。

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さほど2校に大きな違いはないように感じる内容とデザイン。
だが、それぞれの学校のHPに行くと、その開示内容には大きく違いがある。

アジャストアカデミー

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とにかく初心者にも見やすい作り
受講のお知らせや、学校の情報、申し込みへの不安を解消するための『よくある質問』コーナーが特に素晴らしく、私はこの学校にもちろん見学前はほとんど気持ちが傾いていた(爆)
授業内容、講師の紹介もとにかく細かくさすがWebの学校というだけあって企業としての『顧客アピール』がとにかく上手いのだ。更に、リアルタイムに顧客の日常に入り込もうとさせるコンテンツの多さ。HP でもわかるが、YouTubeやTwitterのアカウントも併設しているから…本当に洗脳させる術をすべてつぎ込んでいるといっても過言ではない。

続いて、

インタープランITスクール

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こちらは若干シンプルで、初見一体なんのHPなのかわかりづらい作り。
ちょっと塾とか就活サイトの様なデザインの写真やレイアウトが多い印象で、落ち着きがあり…あまり活気のある宣伝をしていない印象。
なにより、訓練校のページの情報が簡素。文字の小ささ、よくある質問も項目が少なく、表面的な部分しか掲示していない
逆に言えば、一度就職した様な年齢の上の層には安心感も与えるのかな?(笑)

という対照的なこの2校の見学に行くことに。
この見学の申し込みは自身でTELをして予約制。これはコロナ禍ではなくても毎回そうなのだが…今回からは人数も時間帯も細かく分かれている。そしてどちらも『筆記具とマスクは必須』と言われます!

▼7月某日 1校目『インタープランITスクール』へ。

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場所:都営新宿線『曙橋駅』A1出口~左に少し歩き、郵便局とコンビニの間の細い斜めの道を入ったすぐの正面にあるビルです。
スーパー方向音痴の勝田も通り過ぎましたが校舎前の入り口が開いており、常にスタッフが立っていたので、わかりました♪
※入校したらすぐに案内のスタッフがエレベーターに案内してくれます。
二階に着くと男性二人が検温と消毒を促し、左の会議室へ。

長机を挟んで左右5人、5人で着席。
座り次第、それぞれに置かれた書類があり、その中のアンケート用紙を書かされる(名前、住所、希望コース名、学校に対する質問、今回の見学の感想、改善点 etc…) ↓これが机にあった資料。

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私は5分前の着席だったので、アンケートは書けず…最後に質問コーナーを交えた時間に急いで書くハメになったので、くれぐれも皆さん!見学は15分くらい前に入校すべきかも!?

16:00~定時になった瞬間に、会議室に先ほど検温などをしてくれた男性二人が入室。
一人が司会進行で、もう一人は実際に受講で講師をしている人でした。
簡単に見学会の段取りを話してくれますが、
始めの十分くらいを司会の方が簡単な学校説明と、実際に授業をしている教室を5人ずつ連行して見学させてくれます。見学といっても、まだ誰もこういった訓練校の実情をしるわけではないので…教室の脇で2,3分くらい立ち見するだけなんですが…。
私が見たときは、教室ないの30人は二人掛けの長机を1人ずつにしており、各自ノートパソコンが置かれていて…机と机も人ひとりくらい離してある感じでした。ぱっと見でもぎゅうぎゅう密なイメージはなかったです。

その後、元の会議室に戻った後、今度は実際の講師の方のお話の時間がありました。

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内容が『Web業界の現状』を事細かに話してくれ、渡された資料もしっかりと壁に投影しながら、若干早めのトーンですが話してくれます。

このプレゼンの内容もですが、見学会といえど…これから挑む異業種への不安や現状がわかってすごく役立ちました!
ざっくりとですが、この講師である佐々木先生はWeb業界で実際に働いてる現役の方で、如何にこの業界が幅広い職種のある分野で、如何に個人の専門的スキルが求められ、重要かを丁寧にわかりやすく話してくれました。
このプレゼンの中で今回私が心打たれた言葉があります。

『なんでもできるは、何もできない』

この言葉は、Web業界だけでなく…就活に悩む私達、すべてに言える言葉だなと思ったし、この受講を通して是非『自分にはWebのどんな分野(デザイナーなのか指示するディレクターなのかなど)が向いていて自信があるのか』を見つけて目標をもってほしい!というメッセージでした。

その後は司会進行にもどり、アンケートを書く時間と、そのアンケートを先に回収した中である『学校への質問』を読み上げて答えてくれる時間でした。

ここで感じることなんだけど、本当に日本人は口下手だなと思うところだ。

私の様に事前にいくらでも調べ上げて来てるだろうが…本当に周りの見学者の静かなここと、静かなこと。
今回、見学者の年齢はみな一様に若い20代がほとんどといった印象。
服装も私服の方がほとんどで、男性は3人くらいしかいませんでした。
一人アジア人のような派手な赤いワンピースの女性もいましたが…とにかくみんな大人しくて無口。
だからこそ、事前の記入したアンケートが重要なんでしょうが…

私はこれでもかと質問しました。

▼既婚者や子育て層の方はいるのか?
→たくさんいる。最近は女性の受講者が増えていて半々くらいになってきている。
▼都内校でWebデザインのコースが少なく、受かる率もかなり低くなっているが…万が一落ちても再度挑戦する人はいるか?
→何度も挑戦する人はいます。顔を覚えてしまう人も(笑)確かに最近は応募者が増えている。他校との比較はわからない。
▼受講までに準備しておくことはあるか?
→勉強は特にしなくていい。強いて言うなら『たくさんのWebサイトを見てみる』といい。
▼就職先はどんな職が多いか?
→Web制作サイドに入る人が多い。前職に関連付けた職になる人も多い(前職の業界のWebの部署に再就職する方もいる)
▼コロナ対策はどうか?
→ぶっちゃけ行政に従うしかない。できる限りは勤めるが、訓練校の仕組みの面で…どうしても国の対策に従うしかないという現状。
▼バイトなどを昼間しながら通うことは可能か?
→そういった人は大体みんな辞めていっています。(びっくりするくらい即決で答えてきたのが衝撃だった…)
▼課題は多く出ますか?
→うちは課題は出しません。それより自身で自習をするほうがずっと早く身に付きます。自習スペースは今、コロナで使用できなくなっていますが…自習スペースを開放していたころはみなさんよく自習していました。

以上が本校で私や周りのひとがした質問の一覧です。
最後の挨拶の末、個々で解散する形ですが…残って個人的な質問や、教材の観覧や写真も撮っていいとのことだったので、しっかり教材の写真を収めてみました

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5冊で教材費は高めの13,000円です。
毎回すべて持ってこいとは言わず、しっかり日ごとに必要な教材を事前に言ってくれるとか。

▼7月某日 2校目『アジャストアカデミー』へ。

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場所:JR新宿駅(メトロ行地下通路E1出口)から10分以上歩く!!伊勢丹のパーキングとスタジオを抜け…更に交番のある交差点を突き進み…ようやくある日清食品本社ビルの隣のビル2階。

とにかくここ。本気で遠い!!!

バカにしてるのか!?ともうくらい新宿という大都会の大通りをまぁ…長々と歩かせる!!
ハイパー方向音痴の私は、新宿出てすぐに世界堂の人に一度。
伊勢丹パーキング抜けた交番でも聞いて…(この日は警察でさえも新人なのかすぐに道をわかってくれないついてなさ(´;ω;`))

とにかく、道に迷う方!私の様に一時間前から新宿に居よう!

入校には、直接ビルに自身で入って、突き当りのエレベーターに乗り、2階に向かう必要があります。
外観からしてかなり大きな複合ビルなので、生徒以外のサラリーマンがうじゃうじゃいますし、受付も無人なので…とてつもなく入りづらいイメージ

2階に着くと、エントランスになっており、左右で部屋が分かれています。
見学は左の部屋に案内され、検温と消毒を促されます。
インタープランよりも小さな部屋ですが、大きなテーブルを囲むように5つ椅子が用意されていて…正面に大きなテレビが設置してあります。
1校目と同じように、資料がそれぞれ置かれていますが…特にアンケートはありませんでした↓

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パンフレットとカラー見開きの簡単なチラシ。それから日程表。その3点でした。

16:00~受付をした女性スタッフが一人、同じように入室してきて…簡単な学校説明をし、すぐにモニターを見るように言われます。
そのままテレビに移された学校資料の案内VTRを10分程度流し見る形でした。
内容は、生徒たちが作ったサイトの一覧やこの学校の売りでもあるCM動画やスチール撮影の授業の風景を流したり、テレビ番組で紹介された当学校の特集を見せられました。

正直、本当に無意味な内容です。


びっくりするくらい機械的。そしてスタッフもただポチっとノーパソを起動して動画再生したら、奥でずっと座っているだけ。

その後、女性スタッフが、パンフレットを見せながら学校の特徴を淡々と説明します。
前回のインタープランでは、熱心に抑揚をつけた言い回しで軽快に話していたスタッフとは真逆に、覇気のない事務的な説明の仕方でした。
アジャストでは、いろんな経験者やHPでの説明である程度わかってはいたんですが…次の特徴を口酸っぱく言われていました↓

・クラスごとにフェイスブックを設けてコミュニケーションを深める。
・日直や掃除機かけをするクラスルールの徹底。
・日直者は朝5分間のスピーチと日誌を記入させる。

この3点は本当に現在も健在なんだなと…
正直社会経験を何年かしてきたアラサーからしたら…20年くらい昔の学生ライフなしきたりに…うんざりする。
これを社会に順応させる訓練の一環だと捉えているのなら…
ちょっと令和のこの時代…さらにWeb業界に努めよう…コロナ禍でオンライン化を進めようという現代には全く沿ってない仕組みだと感じえる。

ここで教材の説明が入り、2冊の教材と卒業生の作品やコメントがファイリングされたA4ファイルが数冊テーブル中央に並べられ自由に見てよいと言われる。ここではチラシから抜粋しておこう↓

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だが、1校目の様に写真OKとは言われなかったので、今回は撮影していない。内容はアジャスト専用の教材で、大小の分厚い冊子だった。
教材費も安めの5,896円。この大きな違い。果たしてどうなんだろうか…?(あまりにも違うから謎しかない)

そして次に質問コーナーである。
今回も口下手な見学者ばかりだったので…私が一方的に質問攻めする形に(^^;)

▼既婚者や子育て中の方はいますか?
→はい。いろんな層の方がきています。昨今は女性の受講者が9割ほどと、かなり増えています。(確かにこの見学者5人も女性だし)
▼まったく初心者からでも大丈夫ですか?
→はい。受講者のほとんどが未経験の方です。みんな最終的には再就職されています。ご安心ください。
▼都心のWebデザインコースはここともうひとつしかないのだが…応募は毎回多いか?倍率は高いか?
→そうですね…。見学も連日定員になていますし、応募数も毎回倍の件数来ていますが…昼校に比べて、夜間の方が若干応募が少ないと思うので…そこまで心配しないで大丈夫です。
▼ビデオにもあったが…フェイスブックには必ず登録しなければいけませんか?
→はい。授業の連絡や、生徒の作品のやりとりにも重要になりますので…面接時にも必ず登録するように言っています。
▼他校ではバイトなどと両立すると、みな辞めていっていると言われたが…こちらではそういった生徒はいるか?
→そうですね…。辞めていくていうのは…やはりバイトの回数にもよると思いますし、毎日課題が出ますので…そういった面で両立が出来ればですが…。なんとも言えません(苦笑)

以上が私や周りの質問まとめです。

その後、見学者5人全員で…授業風景を見学しに教室へ移動
昼夜どちらのクラスも見学ができるが、この学校では夜間校の方が教室が広いらしく…スタッフの女性もそこをうらやましいと言っていた(昼の勤務なのかな?)
各クラスの一番後ろで立ち見をしたが…

正直教室の風景はインタープランよりはるかに密でした。

30人の生徒が長机に二人ずつ肘が当たるくらい近い感覚で座らされており、コロナ対策のビニール仕切りが、天井から吊るされているが…それも上半身の頭くらいまでの短いもの。
さっきも言ったように隣同士が近いからか、そのビニールが腕に当たってるくらいみちみちでした(笑)

いやいやいや…居心地悪いし…勉強しづらいな…。。
生徒の年齢層は全体的に若めでしたね。
それよりずっと密なのが気になって気になって…

講師もジャストは年齢層が上な感じの方(50代以上)が多い印象でした。

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インタープランはそういった講師の情報があまりなかったのでわかりかねますが…IT関係は変化も多い業界でしょうから…正直ここの講師歴が長いから良いというのは…売りとして弱いと思ってしまう(爆)

各教室を見終えたあと、廊下にて集合し…通路の壁一面に貼られた求人や卒業生の声など…とにかく掲示が多いこと…
この辺りもPR重視というか…進学塾のような子供だまし的なイメージが強い。
スタッフもこのあたりがうちの学校の強みだといわんばかりでしたが…どこか的を外れてる感じがする。

そしてそのまま見学会終了!!→解散!である。


はてさて。
蓋を開けてみたら…こうも違うものかと思うくらいの2校の見学会の違い。

本当に見学は大事です!!!!

心からそう思いました。
皆さんはこの私の見学レポートを見てどちらを受講したいと思いましたか…?


次回は更に突き詰めた2校の比較と申し込みまでを書きたいと思います。
長文ありがとうございましたm(__)m


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