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こすぎの大学で得たノウハウを共有財(コモンズ)に

僕が住まう街、武蔵小杉で2013年9月にスタートしたソーシャル系大学「こすぎの大学」。毎月第2金曜日にイベントを開催しながら培ってきた地域デザインのノウハウ。2016年から毎年更新しながらノウハウ集として公開しています。

「生活者視点の思考」と「自分たち事としての行動」

全国にはソーシャル系大学が約80校あると言われています。

こすぎの大学を通じて市民が主体のコミュニティによる「生活者視点の思考(アイデア)」と「自分たち事としての行動」(アクション)によって地域課題が解決され、価値創造につながっている様子を一番間近で体験してきました。

これらの思考と行動は勝手に生み出されるものではなく、生み出すための場づくり(環境)や関係性づくり(仕掛け)にノウハウがあることも実感し、自分たちが住まう街だけでなく、他の地域の活性化にもつなげたいという思いからノウハウ集を作成してWEBで公開し始めました。

市民参加型街づくりコミュニティのノウハウ集

最初にノウハウ集を公開したのが2015年度末(2016年3月)。19個のノウハウでした。

ノウハウと書きましたが、例えば、お互いにニックネームで呼び合うことでフラットな関係性を演出するなどの小さなノウハウの集合体です。一つひとつは小さなノウハウですが、それらが重層的に相乗効果を生み出して大きなチカラになります。

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7年間で培ったノウハウは37個

2016年3月に初版を公開した後、毎年度末に新規のノウハウを追加して更新しい続けています。

2015年度(2016年3月公開) 19個
2016年度(2017年3月公開) 25個(+6個)
2017年度(2018年3月公開) 29個(+4個)
2018年度(2019年2月公開) 31個(+2個)
2019年度(2020年3月公開) 37個(+6個)

毎年更新し、2019年度には新たに6個のノウハウを追加。合計37個。今回の更新では台風19号や新型コロナウィルス対策で得たノウハウを追加したのが特徴的で、災害を通じて地域コミュニティの価値を見つめ直すことができた1年とも言えます。

●地域文化を自分事にする
●オンラインを織り交ぜる
●行政や企業との協働を単発で終わらせない
●地域間交流を継続する
●信頼の積み重ねがコミュニティの可能性を広げる
●利益を地域に還元する

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37個のノウハウは僕らの財産であると同時に共有財(コモンズ)に

こすぎの大学を通じて得たノウハウは僕らのかけがえのない財産ではあるものの、市民主体のコミュニティによる地域デザインが他地域にも広がる一助にしてほしいと考えて、共有財(コモンズ)としてslideshareで無料公開しています。

地域デザインに関心のある方のお役に立つことができればうれしいですし、また、みなさんのノウハウもお聞きしたいです。お互いのノウハウを共有することで、さらなる地域課題解決や価値創造につなげていきたいと思っています。

よろしければサポートをお願いいたします。各種活動でありがたく使用させていただき、noteの充実を通じてお礼していきます。