柳家花飛

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ちょう災難

登場人物 男 男 「なんなんだよ、この店は!入ってきてからもう10分近く経つのに全然注文取りに来ないよ。腹減ってんだよコッチは!こんだけ混んでて忙しいのはわかるけどさ。水ぐらい持って来いよな〜。どうなってんだよ。まったく!

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    • 不思議な家

      登場人物 男 女 婆ちゃん 先輩 謎の少女 これはあるところに越して来た若い夫婦のお話でございます。 男 「いや〜やっぱり自然に囲まれるって気持ちいいな。」 女 「そうね。このお家にして良かったわね。」 男 「そうだろ。緑は豊かだし、さっき挨拶に行ったけど近所の人たちも良い人そうだし。よし、早速荷解きでもしますか。」 女 「ねえ。その前にちょっとその辺、散歩してみない?」 男 「そうだね。」 二人、出かける。少し行った所に広場のような所がありまして 女 「ア

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      • トポロいなり

        甲「いや〜食った食った〜。バイキングなんて久しぶりに来たな〜」 乙「それにしても随分食べたな〜」 甲「ちょうど腹減ってたからな〜。ところでどうしたの?珍しいじゃん。お前から飯に誘ってくるなんて。しかもこの店、値段結構するんじゃない?」 乙「いや、まぁちょっと、臨時収入というかさ。」 甲「何?パチンコで勝ったとか?」 乙「まぁそんな感じかな?」 甲「何?ハッキリしないね。いくら勝ったの?」 乙「まぁ、これから数えるんだけど。」 甲「何?意味わかんない。」 乙「

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        • 死ぬほど律儀

          登場人物 青山龍太 白田虎徹 青山 「ピンポーン」 白田「はーい!誰だ、こんな時間に」 青山 「ピンポーン」 白田 「はーい!ガチャ。はい?」 青山 「こんな遅くにごめんなさい。白田さん!お礼を言いに来ました。」 白田 「お礼?その前にあなた誰ですか?」 青山 「そうですよね。営業部の青山です。」 白田 「営業部の青山、、?、、あ〜、どっかで会ったことあると思ったよ。で何?お礼って。」 青山 「この間僕、会社の廊下で書類をばら撒いちゃってその時に一緒に拾っ

        ちょう災難

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        • 新作落語の台本
          6本
          ¥700

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          勇者アキヒロ

          登場人物  勇者  勇者の母 隣村の住人 敵 母 「勇者よ。目覚めなさい。もう冒険に出る時間ですよ。目覚めるのです。あなたには魔王を倒すという使命があるのです・・・目覚めなさい・・・目を覚ましなさいっつってんのよ。(ドンドンとドアを叩く)」 勇者 「何言ってるんだよ母さん。僕はもうとっくに目覚めてるよ。朝も7時には起きていたよ。」 母 「そうゆう事言ってるんじゃないの!さっさと冒険に出かけなさい!国王に魔王征伐を頼まれてからもうずいぶん経つじゃないの!一体何をグズグズし

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          勇者アキヒロ

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          生みの苦しみ

          登場人物 噺家 千枝 作家やなんかが特にそうなのかもしれませんが何かを生み出すのは大変な苦労がありまして、何かにすがりたいなんて気持ちになったりいたします。

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          生みの苦しみ

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          セカンド

          登場人物 死神 青年 死神 「オイ、少々待たせすぎではないか?1つ目の願いを叶えてからもう50と7日経つではないか。そろそろ二つ目の願いを決めたらどうだ。」 青年 「そうだな。確か期限があるんだったな。1つ目の願いを叶えてから確か...」 死神 「60日だ。もし過ぎてしまえばお前の魂は永遠に地獄行きだ。」 青年 「わかってるよ。こうゆう事は慎重にならないと。もし3つの願いを無事に叶えたとしても、残り寿命をお前にあげなきゃいけないんだろ?」 死神 「そうだ。正確にはお

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          セカンド

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          恥の多い人生

          人がたくさん集まる場所でもすみっこが好きで、みんなで何かやる事になったおりなどはなるべく目立たない、スポットライトの当たらない役割を選んでしまう。 性格なんだろうか? トンカツや羊羹などのはじっこが好きな人は結構いると聞く。僕もわりかし好きな方だ。 はじっこも好きだが、トンカツなどははじっこよりももっとはじっこ、衣のカスが好きだ。 箸で持ち上げた時にこぼれ落ちた揚げカス、あれをわざわざつまんで口に運んでしまう。 食い意地が張ってるようにも見えるのかもしれないが、違う。ああゆ

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          恥の多い人生

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          散歩が好きである。だが、疲れる。体ばかりではない。頭も疲れる。 歩道を歩いていて前から人が近づいて来るとかなり早い段階で反対の端に移動する。その人より向こうから自転車が近づいて来てたりすると計算が複雑になる。手前にいる人と僕がすれ違うタイミングによっては自転車が一時停止をしなくてはいけなくなる。そうなると自転車に乗ってる人としては煩わしいだろう。なんて考えて歩く速度を変えたりもする。 人が大勢行きかってる道などはひどく疲れる。 狭くなってる場所で大勢かたまってる集団はある変

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          立場の上下はあくまでルール、まずは人間同士として

          学生の頃、バイト先で知り合った人と休憩中に少しだけ会話をした。 その人は以前居酒屋で働いていたという。ある時にものすごく横柄な態度の客がいてあまりにも腹が立ったから腹いせにその客に出すビールのジョッキに唾を入れたことがあるらしい。 それ以降その人とは会うことはなかったが、その話だけがいまだに心に残っている。もともと私は飲食店などに客として行っても横柄な態度はおろか店員にタメ口で話すこともないが、これからどんなに偉くなってもそうゆう事はしないでおこうと思った。

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          立場の上下はあくまでルール、まずは人間同士として

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          近頃増えてきた高座と客席の間に置かれた透明な板について思う事。

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          近頃増えてきた高座と客席の間に置かれた透明な板について思う事。

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          ADHDを少しでも改善したいと思ってやった事。

          僕にはADHDとASDという発達障害がある。診断されたのは2015年、前座期間が終わってから半年ほどたった頃だ。 小さい時分から多少の生きづらさを感じていたが、理由がわかってよかった。 しかし、安心してもいられない。僕はこの障害と一生付き合わないと行けない。僕には他人より劣っている部分がたくさんある。 改善する方法はないかといろいろ調べて、色々と試してみた。一度に全ては無理なので少しずつ書いていこうと思う。 「ADHDは前頭葉の機能が弱い」 という内容の記事を見つけ

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          ADHDを少しでも改善したいと思ってやった事。

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          人間というものは権力を持ったり地位が高くなったりすると共感する能力が低くなるのかもしれない。という話を聞いて思い出した事

          僕には一つ上の姉がいる。小さい頃よくケンカをした。ある日のケンカで僕が姉に激しい口調で喋っている時に姉が

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          人間というものは権力を持ったり地位が高くなったりすると共感する能力が低くなるのかもしれない。という話を聞いて思い出した事

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          たとえどんな事をやらかしたとしてもあなたという存在が全面的に悪いわけじゃないですよ。みたいなこと

          凶悪犯罪やなにかのニュースを見る度に思う。 「もし自分がこの人と同じ境遇で産まれ育ってこの事件と同じ状況に立たされていたら、同じような罪を犯しているのではないか」と。 「私は今まで人様に言えないような悪いことをしたことがありません」と胸を張って言える人がいるのならそれは素晴らしいことだが、一つ頭の片隅にでも思っていてほしいのは、 「運良くそうゆう状態でい続けられているだけだ。」ということ。たまたま罪を犯さずに済んでいるだけかもしれないという事。 魔が差して悪事に手を染

          たとえどんな事をやらかしたとしてもあなたという存在が全面的に悪いわけじゃないですよ。みたいなこと

          ポンコツだの無能だの言われてる人はなにも好きでそうしてるわけじゃないんだぜって話

          この前、小学校の運動会を観に行った時、ある一人の生徒が目に止まった。 おそらくその子は運動が得意な生徒なのだろう。しばらく観ていてそう思った。その子は周りの生徒らに大きな声で指示を出したり急かしたり、少し汚い言葉で罵っていることもあった。 その様子を見ていたら、自分が小学生だった頃を思い出した。僕もだいぶどんくさい方だった。体育の時間などでチームスポーツなどをやると必ずみんなの足を引っ張っていた。その度にみんなに罵られて、酷い時は先生にも叱責された。そんなことがあるたびに

          ポンコツだの無能だの言われてる人はなにも好きでそうしてるわけじゃないんだぜって話

          花飛にはその辺の草でも食わせておけ!みたいな事。

          僕は食にこだわりがない。栄養のことは気にするけれども、出された料理の味にケチをつけたり文句を言ったりすることがほとんどない。 以前、中華料理屋にいった際に店員のミスで味付けがされてない麻婆豆腐を食べたことがある。「豆腐本来の味が出ていて素朴だな」なんて思いながら食べ終えた頃、店員が詫びに来た。別に腹は立たなかった。おそらく言われなければ気がつかなかっただろう。 また別の時にイタリア料理の店でアサリが入ったパスタを食べた時、口の中で何やら変わった感触がしていたので、岩塩か何

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          花飛にはその辺の草でも食わせておけ!みたいな事。

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