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47歳の仕事のリアルについて書いてみる

エイマエダカツタロウです。
自分でもびっくりなのですが、気が付けばいい年齢になっていました。いやぁ、びっくりです。普段近くにいる人たちが20-30代なので勘違いしてしまうのですが、皆さんと結構な年齢差なんですよね。それにも関わらずに一緒に考えたり、学ぶ機会をもたせてもらってありがたいです。

業界歴はそれなりに長いので、キャリアの相談を受ける機会が多いのですが、自分に近しい年代の方とキャリアについての話をする機会があまりないので、何かしらの参考になるかなと思って今回は敢えて自分の年齢を記事タイトルに含めてみました。
オンライン/オフライン、いろんな場所でいろんな人たちに会ったり、話したりする機会は多い方だと思うのですが、私が何をやっている人なのかを知っている人は少ないと思うので、ゆめみにジョインして2か月が経ったこともありますので、入社エントリーとして書いてみたいと思います。

これまでのキャリアと、自分に問い続けた2019年

私のクリエイティブ業界でのキャリアのスタートは26歳の時に入社した映像制作会社です。そこでマルチメディアコンテンツ、ストリーミングコンテンツの制作に携わった後、Web制作会社に転職し、受託制作としてWebサイト/サービス開発に関わるようになり、その後に独立、法人化し、現在に至ります。
(*26歳以前のキャリアについては個別に聞いてください)

キャリアの大半をプロジェクトマネジメント/ディレクションに費やしてきたものの、実験的なプロジェクトに関わる機会が多かったため、毎回毎回手探りでプロジェクトをデザイン、そしてディレクションしていました。その経験がいまの自分を形成したのだと思います。
ワークショップという手法をプロジェクトで用いるようになってから十数年が経ちますが、そのワークショップの目的やシーンも徐々に変化してきました。当初はクライアントと一緒に考える場としてのワークショップでしたが、その後はチームをつくるため、現在は新規事業開発や組織開発といったように幅広くなってきました。

ここ数年はプロフィールに記載しているようなことに関わっていますが、大雑把にまとめてしまうと、自走する組織/チームをつくるプロセスをデザインしていると言ってもいいのかもしれないと最近思うようになりました。
それを具体的な項目として書き出すと以下のようなものになります。

・企業の新規事業/サービス開発支援
・組織やサービスのビジョン、コンセプトメイキング支援
・プロジェクト/チームの改善、育成支援
・チームメンバーのメンタリング、等々

2018年後半くらいからは複数企業内のミーティングに日替わりで参加して、ファシリテーションしたり、プロジェクトやミーティングの設計をしたり、チームを育成する日々を送っていて、それはそれで楽しかったのですが、「このままでいいのかな?」と考えるようになりました。
自分の会社で15年仕事をしてきたものの、徐々に一人で稼働するようになってきたことが大きな要因だったと思います。
(自分の会社は私以外のスタッフもいますので、別々に活動していたということになります)
そして、そのことについて考えるために、昨年1年間、いろんなイベントを運営したり登壇したり参加したりして、全国各地を巡ったり、「自分がこの先、何をしたいのか」「これから何ができるのか」を自分に問い続ける機会をつくりました。

自分が成長したいという欲求からの転職活動

そうして、自分が何かをしたいのかを考え続けた結論として今現在の欲求としては、以下の2点でした。

・自分が成長するためにもっと学びたい、探究したい
・組織内で学び合える環境をつくりたい

そのための場として大学院進学も考えたのですが、それだけでは足りなく、実践の場も必要であり、またその実践の場も学び合える場であるである必要があると考えました。
そしてもう一点、自分の市場価値を知りたいという気持ちもあり、リファラルではなく、転職エージェントを利用して転職活動を行ったのが2020年に入ってからでした。
そこで知り得たこととしては以下のようなことです。(一部抜粋)

・領域が幅広すぎて、何ができるかが絞りきれない
・色々できそうだけど、何をお願いしていいかが分からない
・もっと若い人がほしい

まぁ、年齢は引っかかりますよね。
とはいえ、ありがたいことに複数社と面談させていただくことになって、実際に会って話させてもらった企業の方々とはいずれも熱い話を交わせていただきました。
面接なのに、その場で組織の課題にどう取り組むか、学習計画の話をしたりとか、とても楽しかったです。ありがとうございました。

最終的に転職活動を開始してから一ヶ月弱で複数社からオファーをいただいたのですが、その中からゆめみを選びジョインすることになりました。
ゆめみを選んだ理由としては、「自分が一番成長できるイメージができたから」です。
そしてそれは間違っていなかったことをいま確認できています。

ゆめみで何をしているのか、デザインストラテジストとは

2020年4月からゆめみにジョインして、2か月が経ちました。
まだ2か月しか経っていないのかというくらい濃密な時間を過ごしているように感じています。
私はゆめみの中では、UXUIグループに所属しているのですが、その中でも、組織内を遊軍的に動き回り、プリセールスからPR、社内の学習環境構築に関わったりと、いろんなところに顔や口を出させてもらっています。
いまは同じチームということもあって、取締役のakiramotomuaと一緒に動いていることが多いかもしれません。

ちなみに入社以来ずっとリモートワークなので、ほとんどのメンバーとはオンライン上ではじめて顔を合わせて話をしているのですが、社内SlackやDiscordで常時やり取りしているので、コミュニケーションで困ったことはありません。
アジャイル組織として試行錯誤を続けている組織であるからこそ、現在の状況にもスムーズに対応できたのではないかと思います。
(でも直接会ってごはん食べたり、話したりしたいですね)

そしてこれまで敢えて肩書きを持っていなかったのですが、ゆめみでは「デザインストラテジスト」という肩書きを持っています。
デザインストラテジストについてはGoodpatchさんのブログで分かりやすく書かれているので、それを紹介させてもらえればと思います。

ゆめみにはサービスデザイナーの肩書きを持っているチームメンバーがいます。そしてサービスデザイン、UXデザインについては私よりも優秀なメンバーがたくさんいます。
そういった組織の中で私ができることを考えた時に、「デザインとビジネスをつなぐ」「マインドとツールで状況を整理する」といったように、サービスデザイナーとは立ち位置や視点が異なる役割がいることで、さらにその力を広範囲に加速させることができるのではないかと考えました。

ゆめみの課題と、それらを改善することにコミットする

前述のakiramotomuraの入社エントリーにも書かれているのですが、組織としてはユニークであり、学習する環境としては理想に近いのですが、課題は山ほどあります。彼が書いている「今後改善していきたい現時点の会社批判」、これが私が改善が必要と考えている点と同様であるため、敢えて引用させてもらえればと思います。

・社内における全員CEOと案件における役割分担がごっちゃになっている
・社内の打ち合わせにおける議論の合意形成がうまくない
・チームワークを発揮すべき時に主語が「We」でない場合が多々ある
・業務の構造化・平準化があまり進んでいない(特にデザイン)
・ブランディングが弱い(特にデザイン)
・ドキュメンテーションの意義が理解されていない
・デザインの職域の粒度が荒い
・結晶化された情報の精度がイマイチ

敢えて引用した理由としては、これを改善しないことには、ゆめみが成長しないと考えているためです。
逆に言うと、これらが改善された時のゆめみは強くなると考えています。
少しずつその改善につながるアクションを起こしていますので、そのアクションについてもお伝えできればと思います。

【追記】
もう一点、いまのゆめみに必要なことを、けんすうさんが書いていましたので、それも合わせて書いておこうと思います。


また、ゆめみとしての対外的なイベントにも関わっていきますので、よろしければご参加ください。
(今後も継続的に開催予定です)

以下は2020年4月23日に開催したイベントで、

以下は2020年6月1日に開催予定のイベントです。
(まだご参加間に合います!)


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