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(たぶん)HSP

どうしてこんなに心が弱いんだろう、と思ってた

ここ最近目や耳にするようになった「HSP」。Highly Sensitive Personの略で、刺激に対し敏感で繊細な気質を持っている人のこと。少し前からおそらく自分もこれに該当しているのではと気が付きました。いろんなテストしてもどれも高得点、こんな人、の項目はほぼ当てはまっています。子供の時のことを振り返っても思い当たる節がチラホラ…。
とはいえ、気質の問題であって、病気みたいに誰かに太鼓判を押されるものではないようなので、(たぶん)をつけることにしています。

きっかけは「気にしすぎ」

仕事でチーム間の異動があり、これまでの仕事をやりつつ新しい仕事をしなければならないという状態になり、余裕がなくなってしまっていた時に、つい他の人にキツイ言い方をしてしまったんですよね。言ってしまってからああしまった、これで嫌われてしまったかもしれないと甚く気に病んでしまって、後から相手に謝ったら「そんなに気にしないでください、気にし過ぎですよ」と言われてしまい、ああそうか、気にしすぎなのか…と思ったのがきっかけです。
とっかかりは「気にしすぎ」という点ですが、それ以来、色々と関連する本を読んだり、調べたりするようになって、最終的にHSPという気質があり、どうもそれに該当するのでは、という結論にたどり着いた、という感じです。

好きであればあるほど、遠ざけてしまう

こんな風に、相手にどう思われてるかを常に気にしすぎる傾向にあると、いざ恋愛すると面倒なことになります。
大好きな人が出来ても、その相手が自分をどう思っているかを考えすぎて、全く身動きが取れなくなる事もある。
なにかLINEしようと思っても「これじゃ気を悪くするかな…」と悩みに悩んで書いては消しを繰り返し、30分ぐらい送信できません。送っても返事がなければ「やっぱり嫌われちゃったのかな、いけなかったかな…」なんてぐるぐる考えはじめて、結果相手を追い詰めてしまう事があります。大体勘違いである事が多いんですが、当たってて相手から何か指摘されたらそれはそれで深く傷ついて、結局こちらからシャットアウトしてしまったりするので、どちらにしても好きであればあるほど苦しくなってしまうという傾向にあり、大好き過ぎて良い関係を築けない、という事が起こってとてもつらい…!

他にも出てくる、思い当たるフシ

電車で知らない人同士の言い合いや喧嘩を見ると辛くなるし、自分じゃない他の人が叱責されてたり会議でシリアスな空気になると心拍数が上がってしんどくなりますね。
大きい音が苦手で、アクションシーンなどで大音響が出る映画を映画館で観るのが苦手です。映画は好きなのに…。子供の頃は雷や打ち上げ花火、運動会のピストルが怖くて耳塞いでましたねw

じゃあ、悪いところだらけなのか

というとそうでもないなと感じています。これはHSPについて本を読んだり、noteで色んな記事を読んだりした結果ですが、物事を深く考えるということは、それだけいろんな知識や考え方を吸収して、自分の糧になるし、大好きな人との関係をきちんと考えて真正面から向き合おうとすることもできる。
勘の良さやよく気がつく点は仕事でとても生きています。周りの状況を察知して何か頼まれる前にすでにそれを用意してたり、なんて芸当も出来たりするし、分析的な仕事が多いので、深く探究したりする点などは大いに役立っているかなと思います。
幼い頃から自然と音楽や演劇をやりたがったのも、感受性の表れと、舞台は安心して自分を出して良い場所と保証されているからかな、なんて思います。

好きになれる?そういう自分

じゃあこんなメリットデメリットを抱えて、どうしていこうか、という事を最近考えています。あたりまえですけど、今挙げたような良い点を生かして、悪い点ともうまく付き合って行けたらいいんじゃないかなと。
これまでは、何かの疾患でおかしいのではと思っていたのですが、単に「そういう気質」という説明がついたので、それならば対応策を考えれば良い、と課題の単純化が出来たなーと思います。
相手の気持ちのような「自分で考えてもわからないこと」は考え過ぎないとか、考え過ぎてしまうきっかけになった物事・人とは一旦距離を置くとか。コロナでオフピークの出勤は許されてるので、電車も混んでる時間を避けるとか。
自分の性質を理解しておけばまぁ対応できるかな。とはいえまだまだ気づいたばかりなので、実践をどんどんして、好きな自分になれたらいいなぁと思います。

以上、たぶんHSPだけど、そんな自分も好きになろうとするお話でした。

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