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"考えるな、感じろ!"を疑ってみた。

Don’t think ,Feel !(考えるな、感じろ!)

ブルース・リー


ブルース・リーの代表作『燃えよドラゴン』から来ている有名な台詞「考えるな、感じろ!」。パンチの効いたフレーズ。

考えて行動をするのではなく、感じて行動をする大切さを言っています。でも、どうして考えるよりも感じる方が大切なのか、イマイチわかりませんでした。

私たちは、寝ている時以外は考えごとをしています。どのくらい考えているかというと、なんと、

1日 1.2万〜6万回  


そのうち約80%はネガティブな思考というから驚きです。 
(※アメリカ国立科学財団 )

考えれば考えるほど、テンションが下がるっこと?!ではなぜ、わざわざテンション下がってまで、私たちは考えるのかがとっても不思議です。

だったら、「もう、絶対考えない!」と思うんですけど、試しに少しの間、目を瞑って静かにしてるとわかるんですが、頭の中で思考のお喋りがエンドレスに続くんです。

だから、「考えるな」は不可能なんですよね、どうしても。


※ ※ ※

「感じてから、考える」

は、私たちは普通にやってます。 



例えば、暑いと身体で感じたら、エアコンをオンにしようと頭で考えますよね。このように、身体が先に状況を五感で感知して、頭はその状況に応じてどう対処する手段を考えます。感じる → 考えるの順番。エアコンをオンにしてから、暑いと感じることは決してありません。考える →  感じる はありえませんね。


身体の感覚を実現 or 回避するために、頭(考える)は存在しますので、
実は、「身体(感じる)は社長、頭(考える)は社員」の力関係(主従関係)なのです。


しかし時々、いや結構な割合で、
社員である頭(考える)が、勝手に社長の椅子に鎮座しているじゃありませんか!あら、いつの間に! 


例えば、本当は身体(感じる)が「疲れた!」と悲鳴を上げているのに、頭(考える)が身体の声を無視して、ゴリ押しで仕事を続けるパターン。これ、私でした。頭(考える)の主義主張ばかりを優先していたのです。


そして、とうとう身体は「いい加減、私を感じてよ!」と怒りが爆発して、体調不良という緊急停止ボタンを押下したのです。それで、やっと気づくのです。

”考えるな、感じろ” 真の意味を。

いまさら、ですけど・・・
ブルース・リーさんの言っている本当の意味を。


身体に大きな痛みが現れてはじめて、身体の声を聞いてあげるという後手後手の対応をしてしまい、申し訳ないことを身体にしてきたのです。


ですが、頭(考える)だって、健気なヤツなんです。ここに来てフォローです。私の幸せのために、「転ばぬ先の杖」をコンセプトに、前のめり姿勢で不器用ながらも頑張ってくれていたことに、感謝しています。



現代人は、いきなり頭で考えるクセがあるので、
まず身体で感じてから、その次に頭で考える。決して、順番を間違えないこと。



「身体で感じてから、頭で考える」
いつだって身体(感じる)ファースト。

ブルース・リーさん、こんな解釈でいいですよね?!



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