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もしも、素人大学生が店長になったら

のっけから知ったかの英語ですいません。

タイトルに書いてる英語の内容は


Man can't live by bread alone, He must have peanut butter.
(人はパンだけで生きるのではなく、ピーナッツバターも必要だ)

という意味です。

僕は大学を1年間休学をして川崎にあるロックヒルズガーデンという施設の店長をしています。

どんな施設かって??

一言でいいますと『屋上グランピングBBQ場』です。#一言に詰めすぎ

この施設で1年間僕は働いて来ました。

僕の施設のHPはこちら↓↓

そんな皆さんが想像している『普通』の学生生活とは少し変わった生活をしている僕ですが、こんな生き方が実は誰かの為になるのではないかと思いこの経験を年末に書こうと思いました。

何文字程度書くのかは決めていません。#後に判明5000字あります

でも今回の記事を読んでいただければピーナッツバターが1年間何をしてきて、何を学んだかが分かります

是非、最後まで読んでいただけると幸いです。

1:自己紹介します

僕が店長になってからどんな経験をしたかを書く前に僕がどんな人か改めて紹介させてください。

僕は1999年の1月に大磯町で生まれました。3兄姉の末っ子として生まれた為に周りの人が自分より歳上な環境に慣れました。そのおかげで歳上と方と仲良くなる事が得意です。ただ、年齢の上限はあります。

しかし、そんな環境にもデメリットがあって1番下というのは発言力が弱いです。いざ勇気を出して発言しても饒舌な母や兄に言いくるめられてしまいその頃から家庭内では喋るのがめんどくさくなってしまいました。そうやって思考を放棄した結果、国語という教科の成績が1番成績が低かったです。#家族との会話ダイジ

そんな僕ですが小学3.4年生ぐらいから子育ててで会社を離れていたが母が戻ることになりました。

兄も大学で一人暮らし、姉も部活という家に帰れば僕だけという『鍵っ子』生活が始まりました。

末っ子でなんだかんだ甘やかされてきた僕はようやく帰ってきた両親や兄姉に今日の出来事などを話して両親や兄妹に反応してもらいたかったのです。

しかし、論理的な会話が苦手意識ある僕は家で『今日はどうだった?』とか言われると『普通』とか『別に』と会話が広がらない回答を選ぶようになりました。

だって『楽しかった』とか言うと『なんで?』『どうして?』と会話の展開が見えていたからです。

会話の展開がある程度見えるようになったが故に落ち着いているとか、大人っぽいとか言われるようになった所以なのかもしれません。#見た目は26歳ぐらいに見えるそうです。

論理的な会話が苦手、でも振り向いてもらいたいという末っ子的な発想が『目立ちたい』という欲を芽生えさせたのだと思います。

そして中学校からその欲は行動に現れて委員長だったり、キャプテンだったりそういった役職をする事が増えました。

今している店長も振り返れば小さい頃に抱いた根本的な『目立ちたい』という欲求から来ているのではないかと思います。

だから店長になったのは才能とか行動力があるといった訳ではなくただ自分の欲に素直になっただけです。そうした役職をしたがる性格だったのです。

これが石川勝巳という人間のおおまかな自己紹介です。

こうやって自己紹介を書くと現在の活動は必ず過去と繋がっています。過去を省みてようやく自分の適材適所が見つかります。

人は『過去』の自分の知識や経験からしか『未来』を想像する事ができません。

だから『やりたいことがない』『どこ就職をしたら良いか分からない』と困っている人は是非過去を振り返ってみてください。

僕はこれを就活とかで言われる『自己分析』というヤツなのではないかなと勝手ながら思っています。

仕事の選び方についてはこちらに僕の意見を書きました。

2:店長になったきっかけ

大学2年生になった時に漠然と将来に不安というかこれからどうしよう的なことを考えていました。

そんなことを考えながら家でインスタグラムのストーリーを見てたら北海道に行っている友達をみて『北海道行ったことないなぁ、そうだ行くか!』みたいな感じですぐ飛行機にチケットを買って、すぐに北海道に地に飛び立ちました。

それであまりにも金がなさすぎて宿を探すサイトで一泊¥3000という安すぎる宿を見つけて即決でその宿に予約しました。

そしていざその宿に向かい4人部屋に宿泊しました。

そこでは日本の宿に泊まっているはずなのに、オーストラリア×2人、台湾人と僕というアウェイな空間でした。

そして英語レベル1の僕がわかる範囲で会話をして『何をしている?』と聞きました。そして『僕は大学生だよ』と返ってきました。

『!?,,,,,,,,,何歳?』って聞くとあまり聞き取れませんでしたが25歳〜30歳と答える訳です。

その発言を受けて『大学4年間に通って就職活動をするという選択肢がなんて狭い考え方なんだ』と思いました。#原点との出会い

しかも『なんでその大学に通っているんだ?』と聞かれて答えられない始末。

僕は今まで流されるまま生きてきて自分と向き合ったことがないことに気づきました。この経験が僕の現在の活動の原点です。

僕はこの価値観が広がる経験をもっと若い人が体験した方が良いと思いゲストハウスをやりたいというようになったのです。

そして『ゲストハウスがやりたい!』となった時に思った時に取った選択は当然今ままでバイトを辞めてゲストハウスで働くことでした。

でも、英語が話せない僕はなんとゲストハウスで働く事ができず、無職となってしまいました。

それで困った僕はご縁で今の職場に辿り着き、働いている途中で店長が来年いなくなるという事で僕が『やりたいです!』と言ったらまさかのやらしてくれたという流れが店長になった経緯です。

2019年8月にアルバイトで入って2020年1月に店長になるという驚くべく早さの出世でした。

店長になったきっかけは過去のブログに書いたので詳しく見たい人がいればぜひ読んでください。

また、せっかくなのでやりたいことの見つけ方について書いた記事も載せておきます。#これおすすめ↓↓

店長になってからの『学び』と『気づき』

さぁここからが今回の本題です。

店長になって学んだり気づいたことは大きく3つあります。

1つ目は目標の大切さです。

これは1年経ってようやく気づいたことですが1年間の行動の質は目標に比例するということです。

僕は『ゲストハウス』というやりたい事が先行して店長としての目標を曖昧なままにして新しい1年を迎えてしまいました。

そうすると自分の目標を持っていないため物事を取捨選択をする思考の軸が持っていないのです。

自分ではよく働いて頑張ったぁ〜と思っても、目標から逆算するとその頑張りは全然届いていないかもしれない。

加えて、目標を持たないと自分で『なんで働いているんだろう』と自分を見失ってモチベーションを保てなくなります。

僕自身コロナで周りの仲間がいなくなっていくからこそ目標の大切さを痛感しました。

目標があるから頑張れる、と僕は思います。

加えて、目標を考えられるようになるとリーダーになる事ができます

そのことについては以下の記事からどうぞ。

2つ目に『人の動かし方』です。

人の動かし方は内と外の2通りあります。

まず内ですが、これはスタッフの事(以下わかりやすく部下)です。

『部下が思い通り動かない』とか『言った通りにならない』と人を教育する立場になったら一度は経験したことあると思いますが、これに関してはいかに『きっかけ』を与えられ続けるかだと僕は思っています。

人はすぐにはできるようにならないと僕は今年1年間で気づきました。

すごく当たり前なことですがこのことに気づけたのはとても大きいと思います。

僕は店長になった当初自分の仕事でいっぱいいっぱいで他の人に教育をするという労力をかける体力が残っていませんでした。

そこでやってほしいことをスタッフにお願いしたものの『なんでこの程度しかできないの』『前も言ったのに』といった感情を抱き続けて当時はストレスになっていました。

この状態を回避するために気づいたのは、自分だったらどうするかということです。

自分がもし上から言われる立場にたったら一発で上の求めている通りに行動できるか?と考えました。

その時に初めて『ああ、人はすぐにはできるようにならないわ、だって俺も長い間教えてもらって今があるもん』と気づきました。

教育は投資と似ています。すぐには結果は得られません。

だから、上の立場の人が求めるレベルに達するように問いを立てて気づかせ続けないといけません。

そうしていくうちに下の人は主体的に行動できるようになり、自分からやりたいことを発言してくるようになります。

ここで注意して置かねばならないのはその主体性をマウント取らないことです。#こればかりは分かっていても難しい

部下が育ってきて意見を言えるようになった時に自分の価値観や現実的な意見でよくやりたいことをシャットダウンしてしまう上司がよくいます。

そうすると部下はその組織で成長を感じられなくなりモチベーションが下がってしまいます。

大切なことはまずは『やらせてみること』だと僕は思います。

できる、できないではありません。

そうして意図的に失敗させて、気づかせることが部下を大きく成長させます。

部下の主体性を尊重すると上司も部下も組織が成長するし、働いていてやりがいを感じるしwin-winな関係を気付く事ができます。

その当時の気づきはこちら↓↓

次に外というのスタッフから見たお客様、お客様から見たスタッフといった第3者の事です。これは1年間スタッフの接客を見て自分で思ったことです。

やっぱり飲食店なのでスタッフに乱暴な態度を取る人はたくさんいます。

スタッフも『あのお客様うざいです』とか『接客したくないです』となってしまい、そのお客様の為にする行動が減ってしまいます。

勿論、悪い対応があったら怒ってもらって構いません。ただ、意図的にそういう対応をしているのであれば損をしています。

もし、上の対応が逆で『あのお客様めっちゃフレンドリーです』とか『接客しやすいです』となればそのお客様の為にする行動が自然と増えます。

だから、お客様もスタッフも表面的には嫌なやつだなと思っても相手にとって気持ちの良い対応をしていたら良いサービスが返ってきます。

『相手のことをどれだけ考えられるか』ということを理解していれば相手もポジティブな行動をとってくれます。

これも立派な意図的に人を動かしている行為だと思います。

まぁ要するに自分の価値観を押し付けていると『自分事』の行動が減ってしまい結果お互い損をしているよということです。

詳しくは以下の記事で(未だにスキされる良い記事です。)


最後3つ目に『考える』ことについてです。

割と僕のお店は大学生が店長をできるぐらいのマニュアルはあるのですがやはり甘い部分は少なからずあります。

そのマニュアルがないとどうなるか、というと今の大学生は動けなくなってしまうんです。

皆とても優秀で与えられたことはしっかりこなせます。ただ、店舗を率いる立場となっては与えられたこと意外のこともしてもらいのです。

なぜ、できないかと考えるとそれは『失敗』に慣れていないことと『思考』を放棄していることの2つが要因としてあげられます。

僕のお店は繋がりに価値を置いているので『お客様に話しかけに行ってみなよ』というと大概の人が『興味ないんで』とか『話しかけられても困ると思います』と言いますが僕なりの答えは『話しかけ方』が分からないからだと思っています。

つまり正解が用意されていない行為は全てが失敗になる可能性がある為頭が良い人ほど正解のない挑戦を拒みます。

そしてそういった優秀な人にありがちなのが物事を『思い』で終わらせていることです。

『就活どうしようか』とか『やりたいことが見つからない』など思っている時点では物事は何も変化しません。

強いていうなら『それをじゃあどうするか』まで考えないと結果は何も変わわないのです。

人生=思考+行動の積み重ねです。

今年1年間してきた主観ですが意見は言うけどそれを『どうするか』まで考えられている学生は少なくなってきているのではないかなと思います。

詳しくはこちらに書いてあります↓↓


3:2021年をどうするか

そしてもうすぐで新年がやってきます。

学生最後の歳です。

実は僕はもう1年同じ場所で店長をします。

そこでは『ビギニングプレイス』という新しいコミュニティを作ろうと思っています。

こうして1年間を振り返って僕の環境は改めて恵まれていると感じます。

僕は『変わりたい』と思った時にこの場所で出会い『挑戦』する機会を提供していただきました。

この変わりたいと思った時に挑戦できる『場所』を僕はもっと多くの若者に提供したいと思いました。

それが日本1始まりが生まれる場所という意味で『ビギニングプレイス』と名付けました。

詳しくはこちらに書いてあります↓↓

僕の1年間を振り返るとこんな感じです。

5000字ぐらいにきてようやく終わりが見えてきました。

それほどインプットがあった年だと思います。

そして僕のピーナッツバターみたいな生き方を発信する事で誰かの『きっかけ』になってくれるとここまで書いた甲斐があります。

それではここまで読んで頂き本当にありがとうございました。

それでは皆さん良いお年を!!

Man can't live by bread alone, He must have peanut butter.
(人はパンだけで生きるのではなく、ピーナッツバターも必要だ)





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