なぜ学校では本当に大事なことを教えないのか？からの、ZOOM学園をつくったよ！

「なぜ学校では人生で大事なことを教えてくれなかったのだろう？」

僕は学校を離れてもう10年以上経ちますが、卒業してからもそう思ったことが何度もありました。

特にBEST3とも言えるものは ①お金との付き合い方 ②いい友人の作り方 ③いい恋愛のやり方です。

この3つが上手くいけば、かなり幸福な人生っぽいですが、僕の記憶では学校では1ミリも触れられたことがありませんでした。そんなの自分で体験して失敗して学べ！ということなのでしょうか？ それもそうかもしれません。それとも、教えて失敗したら責任とれないし...みたいなこともあるかもしれません。

これには国の陰謀論から、軍隊方式の古い体制が残っているから、または大事なものは一般化できないから教えるのは無理... などなど諸説ありますが、

どちらにしてもそれを変えるのには時間がかりそうです。ただ学校生活自体に関しては、良くも悪くもとっても思い出深いです。全然バラバラの人たちと学び、時に刺激を受けたり、嫉妬したり、いじめたりいじめられたり、新しい友達が出来たり、恋愛があったりなかったり(僕はあんま無かったw)と、濃密な思い出が確かにありました。

新しいことを学びつつ、最初は何だからよく分からない人たちと濃い時間をともに過ごすうちに、だんだん色々なものに興味が湧いてくる。

そういう体験って大人になっても、仕事以外でも、もっと味わえてもいいんじゃないかな？という思いから、今回友人たちと実験的にバーチャル学園生活を始めてみました。

というわけで

＼ZOOM 学園 (仮)はじめたよ／

(👆しおりlink)

これは一言でいうと「世界中をつなぐバーチャルな学園生活」です。先月5月頭から本格始動して、すでに在校生は世界10カ国以上から集まってきてくれています。🏫 🇺🇸 🇪🇸 🇫🇷 🇮🇹 🇰🇷 🇨🇳  🇯🇵 🇵🇹 🧘

具体的なきっかけは、私の友人で大学で日本語を教えており、世界中の日本語教師と日本語を学ぶ生徒のつながりを持っている松島調さん、小学校の英語教師をしていたサイレンス愛美さんと「日本語を習いたい海外の人と、英語を習いたい日本人をZOOMでつないで、ゆるく交流ができたら面白いね」というところから始まりました。

コロナ自粛と外出禁止は全世界で起きており、そんななかでもポジティブに新しいことを学びたい、世界の文化に触れてみたいという人たちが日本の地方からブラジル、そしてエジプトまで集まってきてくれています。ZOOM使えば実際富山県もブラジルも変わりませんね。等しく同じくただのクラスメイトです。(余談ですが何故か富山関係者が多いです)

さまざまな形を試してみるなかで、日本人にはやはり英語（または他の外国語習得）のトラウマを抱えている人が思ったより多い。そして英会話に通うほどのモチベーションはないが、でもいつか喋れるようにはなりたい... という層はかなり多いみたいです。

けれども大人になったら何か合格しないといけない試験があるわけでもなく、今すぐ仕事で必要なわけでもない... これだとなかなか自ら続けるモチベーションが湧きませんね。

そこで、トラウマを抱えた日本人でも英語に気楽に接してもらおうと、日本語がカタコトだとしても日本に強い興味関心がある外国メンバーと交流してもらうと不思議とモチベーションが生れてきたりするのです。

今まで全然知らなかった国（例えば中央アジアのキルギス）、行く想像をしたことなかった地域（フィンランドの奥地 etc.）の人達が、楽しく日本語を喋ってくれている。そんな場面に出会うと、不思議と「外国語やってみたい」「この人達と英語でもしゃべてみたい」と初めて思えるようになったりします。

そして最初は多少ギクシャクしていても、趣味の話や、コミュニケーションで大事なこと、死ぬまでにやってみたいことなどお互いをよく知れるようなテーマで話すと、言語学習どうこうよりも「一緒に飲みたいね！」「コロナ明けたら遊びいくわ！」「何か部活一緒にやろうよ」というようにシンプルに楽しい人間関係ができていくのを目にしました！

英語をちゃんと学んでから友達を作ろう！ではなくて、先に友達できちゃったから英語やりたくなる、そんな感じの逆転です。

"This is a pen" くらいからやり直したいと言っていた人が自信満々にみんなの前でユーモアのある質問をしたり、何も知識が無いけどとりあえずスペインいつか住みたいとか、ただただ愛の不時着が好きというだけで、🇰🇷韓国語🇰🇵 をはじめたり、そういうのってめっちゃ良くないですか？

今は約8つくらいの外国語とエクササイズの学級があります。健康と異文化理解があればだいたい世の中やっていけるはず！笑

🥳実は放課後一番楽しい説🙌

そして、毎週のクラスだけでなく、放課後活動と称して、一緒にボードゲームをしたり、料理をつくったり、いろんな遊びを一緒にしています。

普通の勉強や会話だけだと、まだ思うように自分を表現できていなかったメンバーが突然映画の話題から主題歌を歌いだして、その美声にみんなが驚いたり、世界中の聞いたことも無い飲み物で乾杯したりと、普通に過ごしていたらなかなか起きないセレンディピティが多発しています。

メインの授業自体も、先生が一から十まで教えるというスタイルではなく、ちょっとしたヒントや話す手がかりを与えて、あとはメンバー同士でグループに分かれて、ああでもないこうでもないと考えながら自分たちで試行錯誤しながら学んでいくスタイルです。

多様な人が集まると、ある人は食べ物の言葉に詳しい、ある人はファッション分野に詳しい、というようにそれぞれの強みが自然とでてきます。言葉のちょっとした上手い下手って実はあんまり問題ではありません。

また、学びの過程でも、一方的に情報を得るよりも、自分で一度咀嚼して何かを相手に教えることで本当の記憶に残っていくというような研究もあります。

実はこのスタイルは志のある先生ほど、本当はそうしたいのに学校の制限や諸事情で難しいようです。なので、こういった形で教えられるなんて！と先生側でも喜んでくれます。

そんな環境をつくることで、日々新しいことを楽しい！と思いつつ、さらには気付いたら世界中に信頼のできる人間関係が出来ていた。そんな学園生活を目指して鋭意運営中のコミュニティです。

いまは世界的なコロナ禍で実際にクラスメイトを訪ねていくことはできないですが、僕はもう行きたい国リストが何倍にもなっており、海外旅行解禁後の世界が楽しみでなりません。

とりあえず、キルギスと、フィンランド、リトアニアと、エジプトが行ってみたい国リストに新たに追加されました。いままでは全然関心なかったのに！良いコミュニティと良い人達からどんどんいい影響受けたいと思う今日このごろです。

ZOOM学園、気になった人はこちらから「しおり」をご覧ください！

もう気になっちゃって申込みたい！というせっかちな人はの質問 / 応募フォームから。

ちょっと気になるから、気が向いたら教えて！という人は bosyu からお願いします。もしくは個人的に連絡くれてもOKです :) 

ちなみに、安心できる良いコミュニティにしたいので基本的には知人友人紹介をベースでやっています。ですが面識ない方でもZOOMでお話してお互い求めるものの認識の違いがなければ無問題です！

下の写真は学級の一部ですが、健康 x 異文化体験の軸で色々増える予定です！🌏

あとさすがに 「ZOOM学園」は ZOOMさんからそのうち怒られそうなので何かいい名前を考えたいです 笑　素敵な名前のアイディア出してくれた方には美味しいご飯ごちそうします！🍴

🔥SPECIAL THANKS TO🔥

よくわからない未完成のプロジェクトの時から快く参加してくれたファシリテーター & 在校生のみなさん！感激極まりないです。

素敵な学校のイラスト by 彩 雅介さん

  (海外勢にかなりウケました 笑)