見出し画像

能登の高校生「問いストーリーCAMP in 気仙沼」へYahoo!基金の助成が決まりました

いよいよはじまります!能登の高校生を気仙沼に招待する夏キャンプ企画。気仙沼みなとまつりの海上打ち上げ花火と打ちばやし大競演が合図です。

「もし能登の高校生が気仙沼の復興の物語を見に来たら、何を感じるだろう?」という問いがからはじまったこのプロジェクト。気仙沼出身の大学生を中心とした学生チームと企画してきました。みな、高校時代に気仙沼でプロジェクトを起こし探究してきた学生です。

キャンプのテーマは「リフレッシュと探究」

輪島や七尾に下見に行って、高校生たちの話を聞き、意外だったのは「東日本大震災からの復興で何が起きたのか知りたい」「復興を探究したい」という声が聞かれたこと。それも一人や二人ではありませんでした。

そこで、もともとは「とにかく遊びほうける」ツアーを想定していましたが(これもめっちゃ大事)、加えて個々が「探究したい問い」のヒントをつかむ旅にしてもらおう!と。

募集の結果、現地のコーディネーターや高校の先生の協力があり、能登地域の高校生11名のエントリーがありました。満員御礼。

とにかく非効率なキャンプ

そして、大学生が事前に11名一人ひとり全員に対してZoomで「気仙沼でどんなことしたい?」とヒアリングをしました。今回は、それをもとにコースを分けまくって、できるだけ個別のニーズに応える行程になってます。

「復興まちづくり計画、防潮堤を見たい」「商店とかでできるだけ地元の人の話を聞きたい」「リアス海岸を見たい」「ゆっくりしたい」

文字どおり十人十色。とにかく非効率で個別最適なキャンプ行程が完成しました。

当日のサポーターは、上の大学生に加え、気仙沼の現役高校生も来てくれて、10名ほど。まるオフィススタッフはほぼ全員当日駆り出され、アッシー(運転手)をやってます。

学生チームが制作した募集チラシ

Yahoo!基金の助成が決まりました

Yahoo!基金「2024年度 能登半島地震 復旧・復興支援助成プログラム」に採択され、1,000,000円の助成が決定しました。主に、能登の高校生の金沢駅からの新幹線代、一ノ関駅から気仙沼までの貸切バス、宿泊代などに充てます。

他にも、弊団体に直接いただいた寄付金も活用します。

能登の復興を応援したい、東日本大震災の知見をつなげてほしい、そういう皆さんの想いの後押しがあり、実現まであと1日のところまでやってきました。まだ始まってないですが、感謝の気持ちでいっぱいです。

今後の展開について

今回、定員オーバーで参加が叶わなかった高校生もおり、すでに現地からは第2弾を希望する声もいただいています。また、高校生たちが気仙沼で見つけた探究のタネを、地元能登で育てていく応援もしていきたいと思っています。若者が「行ったり来たり」越境する仕掛けは、続けていきます。

一般社団法人まるオフィス 加藤 拓馬

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?