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旅具|丸中工業所のPearl ギョサン|★★★★★

□訂正
ギョサンの素材はゴムではなく樹脂、なんだそうです。
ごめんなさい。。
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ギョサンとは。

漁師や海で働く人たちが履いているサンダル、略して “漁サン” 。
圧倒的なコスパと耐久性を誇るこのギョサン、旅人には一度履いてもらいたい。

最初にギョサンを履いたのは2013年のこと。
4年間勤めた会社を退職し、沖縄の慶良間諸島へ。
座間味島という島で新生活をスタートさせた。

その島で、本当に言葉通り、島民みんなが履いていたのがこのPearlのギョサン。
いくつか形があるけれど、私はこのベーシックな形が大好き。

ギョサン、海関係の人たちが履くだけあって滑らない。
海水で濡れた船のデッキでも、藻が生えた岩場でも、そこら辺のビーサンとは比較にならない。

底は立体的になっている。
たまに小石が挟まるのはギョサンあるある。

全体がしっかりしたゴムでできているので水を吸わず、濡れた状態で履いても足がサンダル内で滑らないのも素晴らしい。

一般的なサンダルと違って鼻緒の部分が本体と一体になっており、
『鼻緒が抜けちゃった』とうことも起こりえない。
しかも当時一足¥600で買えた。

鼻緒と本体が一体になっている

サっと履けて丈夫で滑らず安い。
最高だ!

川の中でもグリップが効く
滝壺に接近中

旅具No.001で紹介したBlundstoneのサイドゴアブーツとギョザンでほぼ一年暮らせてしまう。


海外では部屋で靴を脱ぐ習慣がない。
安宿に泊まるときは自分の唯一のテリトリーであるベッドの近くで靴を脱ぎ、トイレに行くにもキッチンに行くにもまた靴を履く。
サンダルがなければ不便でしかたない。
また、シャワールームがあまり綺麗でないこともある。
私はいつもギョサンを履いたままシャワーを浴び、終わったらピッピと水気を切ってまた履いていた。
一般的なビーチサンダルはサンダル本体が水を吸ってしまい、濡れたまま履くと気持ち悪い。
が、ギョザンは快適だった。

東南アジアの国へ行ったときのこと、繁華街の道はゴミだらけだった。
泥水やどこかから染み出てきた排水で足が汚れることがあった。
そんなときでもギョザンなら、履いたままシャワーさえ浴びればまたリセットできた。

ギョザンの耐久性も特筆すべきものがある。
底がすり減ってペラペラになって履けなくなることはあっても、その過程で他のどこかが壊れるということは今まで一度もなかった。

小石の上や岩場を歩いても、底が厚いのでへっちゃらだった。
往復1~2時間の平らなハイキングコースなら、ギョザンでサクッと遊びに行くことも多かった。

往復2時間ほどのハイキング

ついこの前、旅具店4足目のギョサンがついにダメになった。
履きすぎて底が薄くなって割れてきてしまった。

次もかならずリピート買いする。

いいこと尽くしのギョサン、
唯一の欠点は重さだ。
全体がゴムなので結構重い。
バックパッカーにとって重さはとても気になるポイントだが、
それを差し引いても旅のお供にする価値があると思う。

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■メーカー/ブランド: 株式会社 丸中工業所/Pearl
■価格: ¥600くらいから¥2000くらい
※メーカーの直販がないため、取り扱いのある店舗もしくはインターネットでの購入になる。価格は販売店によりマチマチ。

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