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「都市伝説~不発弾の街?~」


先日、youtubeで「やりすぎコージー」の都市伝説を見ていた
そこで紹介されていた都市伝説に驚いた

東京の23区外の市の地域は不発弾が
埋まっているから地下鉄を走らせられないと
これには驚いた

そこに生まれ育った私からすれば当然の事実で
都市伝説でも何でもなかったからだ


私は東京のある市に生まれ社会人までを過ごした
小学校、中学校と公立で地元で過ごしていた

今でも鮮明に記憶していうのが、
時たま市内に響き渡るサイレン音

その音の大きさといったら
心臓飛び出るほどで

高齢者の方とか大丈夫だったのかと今では思う

そのサイレンは「不発弾が見つかった」というサイレンだ
よく水道管工事や家の建築のときに見つかっていたらしい

そうなると周辺住民は避難をするよう言われる
そりゃ爆発したら大変だ

私たち家族は団地に住んでいたが
よく幼少期には学校で作った防災頭巾を被ってサイレン音を聞いていた

でも避難はしていなかったと思う
家族も住民も変に慣れてしまっていたのだろう

一つも爆発しないで心から良かったと思う


第二次世界大戦で米軍が落としていった爆弾
B29の東京大空襲の斬撃だ

私の住んでいる地域は戦時中は造船所として活況だったらしい
多くの重工業会社が工場を建てていたらしい

だからこそ、米軍の空襲計画のいの一番に指定され
多くの住民が亡くなり、不発弾を残していった

地元に帰って懐かしい街を歩いていると、
子どもの頃には気づかなかった街の景色を見る

平和を愛する何かの石造
戦没者を埋葬した跡地
防空壕のあと

意識して歩くと歩道の脇に多くのお地蔵さんを見つける

母校の小学校のホームページを見ると
戦争の残酷さを子どもに教える冊子もあった

後世へ伝えようと大人たちの頑張りが見える

当の私はあまり教わった記憶がないのだが、
大人になって戦時中の知識というか知っていることが
周りの人より多い気がする

恐らくそれが教育のお陰なのだろう
戦争はダメだという教えは沁みついている気がする

ただ、大人になって思うのは「戦争が悪い」ということと
「日本は誤った選択をした」ということばかり

国際関係的にも、政治的にもその教えにしようというのは分かる
戦後のアメリカ支配からの経緯からも分かる

特に私の幼少期は昭和の終わりから平成の世

まさにアメリカが世界の警察と呼ばれ、
アメリカ=かっこいい
アメリカ=世界一の大国

と思われていた時代だ

日本がアメリカに対して「アメリカが悪い」という教えは到底出来ないであろう

公立の学校ではなおのことだ

ただ、私が進学した高校は別物だった
偏った高校だったのでアメリカ批判一色...笑

最初はとまどった記憶がある

どっちの教育方法が正しいのかは分からない

ただ言えることは

人の物事の見方次第で捉え方は変わるということだ
教育も同じく

何をどう教えるかで子どもの捉え方は変わる
ある種、洗脳といってもいいかもしれない

一方的な情報だけに左右されるのではなく、

双方、多角的に物事を見て、

自分の頭で考えることが大切なんだと思う

息子たちにも教えていきたい

国が何かを批判しているがそれは正しいのか?

新聞だってスポンサーがいて
政治的理由による報道もある

売れるからってだけで脚色したり
誇張したり、一部分だけ切り取ったりもする

「事象」だけを見て多角的に自分の頭で考える

情報が氾濫している今の世の中

子どもたちの時代では情報はどう取っていくものになるのか

何にせよ

情報を鵜呑みにすることなく

自分の頭で考え

自らの道を切り開いていってほしい

子どもたちの世が平和でありますように〆

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