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思うところ

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歴史を見て、自分の引っかかるところ、いわゆる「思うところ」を指摘するマガジン。 人間ってこんなことするの? 歴史に残る人物も、生きた時代には普通の人である。普通の人は時を重ねるに… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

下剋上について「思うところ」

下剋上について「思うところ」

今日のお題は「下剋上」です。下剋上といえば戦国時代の風潮を現した言葉です。書き下しにした時に「下が上にかつ」となります。

戦国時代の幕開けといえば、北条早雲。彼は都より関東に流浪します。そして、今川家に仕えます。
北条早雲は彼の子の代についた名で彼は「北条」を名乗っていません。伊勢新九郎を名乗りました。都で室町幕府の政所執事の家柄です。駿河の国主の今川氏は足利将軍家と血を分けた家柄で、足利将軍の

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豊臣家の滅亡について「思うところ」

豊臣家の滅亡について「思うところ」

今回の「思うところ」は豊臣家滅亡を取り上げたいと思う。なぜ、このテーマを取り上げたいのか。人間人生楽しく生きる上で大事なこと。それは自分の考えたことが順調に進んでいる時間。このような時間があるから、どんな苦しいことがあっても人間は頑張れるし、「未来を今より明るいものにしよう」「努力しよう」と思う。
しかし、ふとしたことから、順調に言っていた仕組みが崩れ、崩壊に向かう。順調が維持できるときと、崩壊に

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家康の信長につくか、信玄につくかの選択についての「思うところ」

家康の信長につくか、信玄につくかの選択についての「思うところ」

人生、誰でも究極の選択に迫られるときっていうのはあるのではないか。
しかし、究極の選択というのは、本人以外にわからないものである。あまり話に聞かない。また、聞いても他人事なのか究極感があまり伝わらない。というのが実際だ。今回は歴史上で究極の選択の一例を見ていきたい。

今回、取り上げるのは徳川家康。徳川家康といえば、織田信長の同盟者として有名である。しかし、同盟者として有名なのは結果論ともいえる。

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豊臣秀吉の才能について「思うところ」

豊臣秀吉の才能について「思うところ」

豊臣秀吉といえば、農民出身にして最後天下を取った人物である。戦国時代には秀吉が出現する以前に強力な大名が多くいた。
甲斐には武田、関東には北条、東海には今川。そして西国には山名。尼子。毛利。そして九州には大内。大友。
秀吉は大名でもなく、小豪族である松下や織田の家臣であった。それ以前は野盗である蜂須賀の家来であった。蜂須賀に関しては川並衆として木材を管理していた節もあるが。

天下に近い人物がこれ

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