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とりあえず、人と関わることが大事なんだ

私は、学歴コンプレックスと人とのコミュニケーションが苦手という課題を抱えています。

普段、属しているのコミュニティの中で、同じ居室の人や同じ建物内の人に恐怖心があります。

まず、ほとんどの『頭の良すぎる人』と会話が成立しない。
一方的に話される状況が増えていき、苦しくなっていました。

先日、どうしても聞いてみたいこと(研究のこと)があって、突発的に頭の良すぎる人に話しかけていました。
その人とまともに会話したのは、この時が初めてでした。

話し掛けたのはいいものの、向き合って話すのが怖くて、自分と相手の間にわざわざイスを置いて、いつでも逃走できるようにと立ったまま2時間近く会話をしました。

スラスラ話せる話題、詰まって話せない話題がバレてしまう。普段の挙動不審さもあり、相手は「こいつには何か問題がある」と認識したのだと思います。

話題は、「お悩み調査」に変わる。

相手は変わった会話の仕方をしてくれました。

それは、『私に二択の選択を投げては選ばせ、私に話をさせて、相手が主張して議論する』構造でした。

おそらく、「私の抱えている問題はなにか?」を探るゲームだったと思います。

私は、心を探られたくなくて、所々で嘘をついていたので、相手も私の問題点が分からなくなり混乱していました。

途中で、これは全て「正しい選択肢」を選ばなければ永遠に終わらないゲームだと察して、「相手が導きたかったであろう回答の1つ」を提示して認めてもらい、解放して貰いました…。

昔に流行った、アキネーターってゲームをやらされている気分…

その人は、コミュニティの中でも有名な超自由人です。
自由な人だからこそ、こうするべきだとは言わずに、私に選択権を与えつつも、まれに二つ以上の提案をして好きな方を選べと言ってくれたのだと思います。

最も適切な解は、1つしかない。
でも、最適ではない解はいくらでもあり、どれを選んでも良い。
どれも解だから、最終的には目的の結果が導き出せる。

ただ、達成までの期間が限られているのなら、遠回りしては期限に間に合わない。締め切りに間に合わなければ、成果にならない。
だから、【時間を考慮して解を選びなさい】

その人は数学が得意な研究者です。
その考え方は、シンプルで、とても説得力がありました。
そして、何より本人が自分の気持ちに正直になって、敢えて『最適な解を選ばない人間になる』ところが面白い。

私にとっては、尋問されているようで怖い経験でした。でも、話しかけて良かったと思えています。

人と話す勇気を持たねば…。

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