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最近の製作状況の事など(刀箱と刀箱箔漆の製作)

最近暫く製作していた刀箱と刀箱箔漆の製作がようやく終わり梱包まで終わりました。大型テレビ位の梱包サイズになるので部屋の大部分を占めてしまいます。

以下は完成した刀箱と刀箱箔漆。

刀箱
刀箱


刀箱箔漆(青と金)
刀箱箔漆(青と金)


そういえば今回ケースに貼るベロアシートをいつも使っているものと別の物を貼ってみたのですが、貼り付け当初は綺麗に貼れていたのですが1日経つとなんと気泡が沢山現れてしまいました。
やむなく再度ケースをばらして貼り換えていつも使用している物に貼り換えたのですが、こういう事もあるんですね。


本当はもっと製作過程を逐一SNSなどにアップした方が良いとは思いつつ、その作業をすると手が止まってしまいどうも面倒でいつも大体組み上がって形になってから撮影してしまうのですが、そこに至るまで電気部品買い集めたりハンダ作業したり、設計した部品を組み合わせたりと結構色々な事をしています。
流石に外装の金属の加工などは別の職人さんにやって頂いています。
私が携わるのは基本的に設計と組立で、部品は図面を描いて作ってもらい届いたものを組み立てている感じです。

一通り組み上がった後はPSEマーク貼り付けの為、耐電圧試験(1000V、10mAを60秒間流す)をして安全確認して終わりです。

と言葉で書くと早いのですが、大体トータルで2~3か月くらいかかっています。勿論並行して色々しての製作期間なのでフルコミットしたらもっと早く出来るとは思いますが…。
部品の納期調整したりなどなんやかんやその位かかってしまいます。


とはいえ大きく時間のかかる2台がようやく手を離れたので、これから卓上シリーズの製作を順次進めていきます。
ご注文下さっている皆様、暫くお待ち頂ければと幸いです。

他には新刀展示ケースのEDGEの設計なども進んでおり大体形になってきましたので、こちらもいずれ近いうちに公開出来ると思います。

そう言えば霜剣堂さんから5月の展示即売会の案内が届きました。
今年の正月に歴戦の刀を購入してからはや4ヶ月ですか。
時が過ぎるのが早すぎて…。
直近はこの展示会を楽しみにケースの製作も頑張ろうと思います。

今回の表紙は大左の短刀でした。
帽子の形など左文字の典型のように見えこれまた凄そうな名刀ですね。
こちらは正月に購入した歴戦の刀。
鑑賞頻度は高くないものの時々見たくなる刀。

正月の即売会で歴戦の刀を買った時のことは以下から読めます。


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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