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刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展

2024/7/10~2024/10/14、「日本科学未来館」1階 企画展示ゾーンにて「刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展」が行われるようです。

詳細は上記リンク先を見て頂ければと思いますが、恐らく日本科学未来館などの施設で行われる初めての日本刀のイベントではないでしょうか。

日本科学未来館
画像出典:東京お台場.net


①どのようなイベント?

全部で5部構成になっており、日本刀の歴史や作り方を1の間、2の間で学び、基礎知識が付いたところで3の間で実際に本物の日本刀を展示ケース越しに鑑賞したり、模造刀を触れながら重さを体感したり鑑賞方法を学んだり。
その後は4の間で剣術(天然理心流)の動きを学び敵を倒すゲームが出来、最後の間では今まで見てきて学んで事から、日本刀と未来に繋いでいきたい事を来場者各々に問う、というような構成になっているようです。

(画像出典:刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展 公式サイト
(画像出典:刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展 公式サイト
(画像出典:刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展 公式サイト
(画像出典:刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展 公式サイト
(画像出典:刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展 公式サイト
(画像出典:刀剣乱舞で学ぶ日本刀と未来展 公式サイト


あくまで公式サイトを見ただけの個人的な解釈&想像でしかありませんが、個人的に感じたのは刀の美術的な側面と武器としての両側面を楽しみながら見て体験して学び、展示会を訪れた人それぞれに昔から大切にされてきた日本刀、そして現在も作られている日本刀というものをどう捉えて未来に繋いでいくかを考える、そんな企画展なのかと思いました。

そして開催期間が夏休みを含んでいること、場所が日本科学未来館であること、構成が子供でも楽しめる内容になっていること、イメージイラストに沢山子供の写真が使われている事から、従来の刀剣乱舞ユーザーだけではなく、小学生などの子供達にも日本刀を知ってもらいたい、と強く感じているのではないかと感じました。

因みに第3の間の「日本刀を観察」エリアでは非破壊検査を使って時代や産地、地域ごとの特性など、日本刀を調べる研究についても紹介されるとの事で、個人的にもとても気になっています。
これが出来ればより正確に刀の鑑定がする事が出来るようになるはずです。



②「今剣」の特別展示も

また、今回「今剣(いまのつるぎ)」を現代刀匠の方が想像して作刀されたものが初展示されるとのことです。

今剣といえば、源義経が自害に用いたとされる三条宗近作の短刀(6寸5分?)で現存はしていません。
日本刀大百科事典には以下のように書かれていますが、どのような姿(造り込みは、樋は入っているのか、etc)などの詳細な押形などは残っていないと思うので、どういった物が完成するのか非常に楽しみです。

「日本刀大百科事典 著:福永酔剣」より

三条の作なので派手な刃文にはならずに個人的には直刃やのたれ刃になるのではないかな、とだけ予想しておきます。
もしかしたら打ちのけなども表現されているかもしれません。
但し日本刀と未来という展示会コンセプトを考えるとその時代に無かった刃文を焼く事で昔には無い「今」を表現する可能性もありそうなどと思ったり。
ここは作刀される刀匠さん次第なので全く想像が付きません。
そういった意味でも楽しみです。



③チケットについて

チケットの購入は以下から出来るとの事。
特に7/10~7/14までは日時指定制のようなので行かれる方は注意しましょう。



④終わりに

刀剣乱舞という事で非常に非常に混雑が想定されます。
ただ内容はとても楽しそうですので私も期間中実際に子供を連れて遊びに行きたいと思います。
9月10月など少し落ち着くタイミングはあるのでしょうか…。
ちょっと怖い所ではありますが。

因みに話は変わり私事ですが、実は七星剣のイラストが凄く好きでようやく鍛刀キャンペーンが始まったので、これは久々にやらねばという事でゲットするため鍛刀しているのですが一向に来てくれる気配が無く。。。
7/30までまだ時間あるのでほそぼそ頑張っていこうと思います。


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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