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その男はサイコパス【愛情と温情は、必ずしも最善ではない】

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第一作目完結。83,300文字。 共感能力を欠く故に、常に沈着冷静、冷徹な判断を下せる特質を持つサイコパス。実は犯罪者になるのはごく一部のみで、大会社の経営者や弁護士、外科医・…
1話あたり2,000から3,000文字です。現在連載中。
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第1話

マガジンにまとめてあります。  サイコパス。共感能力を欠き、それ故に冷徹な判断が出来る精…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス (第32話)エピローグ【愛情と温情は、必ずし…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第31話【愛情と温情は、必ずしも最善ではない…

マガジンにまとめてあります。  何とか自首まで持ってゆきたい。自分が通報しても証拠不足だ…

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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第30話【愛情と温情は、必ずしも最善ではない…

マガジンにまとめてあります。  カラオケルームは、喫茶店があるビルからさほど離れてはいな…

片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第29話【愛情と温情は、必ずしも最善ではない…

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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第28話【愛情と温情は、必ずしも最善ではない…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第27話【愛情と温情は、必ずしも最善ではない】

マガジンにまとめてあります。 「しかし……失礼ながら、どうしてあなたの法律事務所が私どもに依頼をしてきたのか、うかがってもよろしいですか」 「時道さんのお孫さん、つまり私の親友の水樹からも、とても良い話を聞かせてもらいました。時道さんも、今だ御社のことを信頼しているようです」  これももちろん嘘だ。 「はぁ。なるほど」  疑いを呼び起こしたか? 知也はそう思ったが、動じてはいない。まったく。プレッシャーも緊張もない。だからといって無責任に首を突っ込んだわけでもない。

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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第26話

 マガジンにまとめてあります。  知也はメッセージアプリでのやり取りを止め、自宅に帰るこ…

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片桐 秋
1年前

【サスペンス小説】その男はサイコパス 第25話

マガジンにまとめてあります。  真先は知也の方には向かってこなかった。背を向けてその場を…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第24話

マガジンにまとめてあります。 「はい、名尾町です」  知也はすぐに電話に出た。 「リッチ…

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片桐 秋
2年前

【サスペンス小説】その男はサイコパス 第23話

 マガジンにまとめてあります。  とりとめのない話をしてからファミリーレストランを出た。…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第22話

 水樹の言った内容は、大方は知也の推測通りだった。細部までは予想できなかったが、時道翁に…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第21話

 連載をまとめたマガジンはこちらです。  その日は高木を見つけた時の様子をさらに詳しく聞…

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片桐 秋
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【サスペンス小説】その男はサイコパス 第20話

「そんなわけだ。残念だったな、これからデートだったのに」  今、知也は吉祥寺駅のホームにいた。警察からの連絡を電車の中で受け、ホームに降りてから折り返しの電話をしたところだ。  水樹と二人して、今から例の高級住宅街近くの警察署に行かなければならない。警察からの要請の件で、知也はまた水樹にメッセージを入れていた。 「デート?」 「お互い彼女のいない身だからな」 「でも、そうしたのに偏見はないつもりだけど、お前のことは友人としてしか見られないし」 「冗談だって」  

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