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編集者になって良かったこと

毎週火曜日午前11時からclubhouseアプリで松田編集長とコミックエッセイトークをしていくことになりました!

定期的に100人くらい聞いてくださる方がいたら続くはず
聞きたいと思っていてくれてもAndroid携帯だと使えないのでそれがちょっと申し訳ないところなんですが…。
今後はそれとはまた別にインスタライブなども考えておりますので弊社がやっていくことを楽しみにしてくれる方が増えると嬉しいです!


第1回目のclubhouseは今後の弊社で作っていきたいコミックエッセイなどを中心にお話ししました。
思いがけず編集長と「るきさん」のお話しができたり、コミックエッセイの始まりや、編集長がギラギラしていた(?)頃のお話などが聞けて私個人としてもとても楽しかったです♪♪

聞いてくださってる方がより楽しめるように、ツイッターやインスタのコメントやリプでもいいので質問をお待ちしています。ハッシュタグつけてくださっても大丈夫です〜! 『#OLクラハ質問』でよろしくお願いいたします*


トークの中で私が編集者になって変わったことも答えたのですが
その中で良かったことの一つに『純粋に作品を楽しめる』というのがありました。書店に行って気になる作品を純粋に手に取って純粋な気持ちで読めるんです。自分が描いていた時に毎回すさまじい劣等感やギスギスした気持ちで書店に行っていたわけではないんですが、無意識にさけていたりもしていたな〜と。

あぁ〜、私もこんな本作りたかった、悔し〜!!
今はこういう内容の本が売れるのかな…
大好きな人の作品だけどどこかで真似してしまうかもしれないから読めないな

などなど。
心の奥底で複雑な感情があって
コミックエッセイが大好きなものとして読みたい作品」という気持ちが減ってしまっていたんですよね。

編集者になってからは書店に置いてある本はもちろん、SNSで流れてくる作品も「ひゃ〜面白い!」「ウオォ〜可愛い!」と好き全開で読ませてもらえるので、なんだかもう感謝しかありません。
描いてくれてありがとう〜!作ってくれてありがとう〜!!!
私の人生を潤してくれてありがとう〜!!!!!!!!!!!!

なのです。
編集者になって良かった!!!

好きを仕事にする」ということ。
それはツラくなるとか、いや絶対に楽しいとか小さな論争がありますけど
自分は何がツラいのか、何が好きなのか」をしっかり理解することが大切なのかなと思います。

私は絵を描くのも漫画を描くのも好きで、それでお金をもらえて生活していることはありがたかったんですけど…お金もらえなくてもいいんですよね。
20年それで生活してきてオイオイ。って感じもありますけど
描きたいなと思ったら誰が欲しがらなくても勝手に描くし、描いてと言ってくれる方がいれば、その人がダイレクトに反応して喜んでくれるのが一番嬉しかったりします。
だから今でも絵を描くことで欲しい欲求は満たされていて…

もちろん誰かにこの作品が届いて楽しんでくれたり、救われたりしてくれたらいいなぁという気持ちや、本を出してただただ有名になりたい認められたいという気持ちもあったけれど、買って読んで喜んでくれた方の声があまり届かないということが仕事にしていたときに一番ツラかったかもしれません。

きっとたくさんいるんですけどね、
悲しいかな作家にはなかなか届きにくいものです。

私は純粋な気持ちで作品を読める今、面白いなと思ったら面白いと。
可愛いなと思ったら可愛いなと。描いてる人に伝えたいです。
そこに出版社の編集者としての気持ちはありません。
純粋に好きという気持ちです。

でも出版社の編集者として「売っていく作品」を一緒に作ってくれる方がいらっしゃったのなら、どんどんその方の魅力を発信していろんな人に届けたいし、読者の方が「面白い」と言った声はどんどん拾って作家さんに届けたいと思っています。

そして結局のところ「誰かと一緒にする物づくり」が大好きだということに気づいたので、今編集者という好きな仕事をしていて楽しいし良かったです。


今の会社に入社して出勤した時に若い社員の男性が声をかけてくれました。
『カタノさんってあれ描いてた方ですよね?同じ会社で働けるなんてめちゃくちゃ嬉しいです!!』

…私も死ぬほど嬉しかったです!
どれだけのことをやってきたつもりでも、誰も私のことなんて…となりがちな世界で、あぁやっぱりやってきて良かったなぁと思い出して夜な夜なちょっぴり泣きました。

同じようにclubhouseでも「好きでした!」と
声をかけてくれた方がいました。
ありがとう。声をかけてくれて。
言葉にしてくれて。本当に幸せです。


なので、私も惜しみなく好きを伝えます!
あなたの作品が好きです!一緒に作りましょう!!
と、伝えられる編集者という立場になれたことも
良かったことの一つですね。


一番ダイレクトに作家さんへ好きを伝えられるのは編集者なのですから。

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