官庁訪問体験記②

1クール目1日目について詳細に記載する。
※記憶を頼りに記載しているので、漏れがあります。あくまで官庁訪問のご参考としてください。
また、私は文科省を辞めた人間です。あくまで個人の意見であることご了承ください。また辞めたということは入れたということなので、その点は信憑性はあると思いますね。それでは、1日目!

1クール 1日目 厚生労働省
厚労省を農業科学水産で受験すると技術系区分となり、採用後は労働基準局採用となる。(厚労省は採用区分で採用部署が細分化。)
まず、厚労省に向かうと半分倉庫化されている狭い打ち合わせスペースに通された。いわゆる、訪問者の待機スペースだ。訪問者は自分含め4人。2人男性、2人女性だった。初日の訪問者にしては少ない気がし、厚労省のブラックな雰囲気を感じた。
訪問者は順に面接に呼ばれていき、いよいよ官庁訪問が始まる。

まず、1回目の面接。入省3〜4年目くらいの男性とデスク横の打ち合わせスペースでの面接だった。面接カードに記載の内容に沿って淡々と進んだ。1回目の面接はかなり感触がよかった。ただ、面接官の方が、ここは1日目に来るところじゃないよ、と言ったことは忘れないだろう。闇が垣間見えた。
 2回目の面接。私が女性と言うこともあり、他局ではあるが、係長クラスの女性の方と面接。こちらも面接カードに沿って淡々と進んだ。2回目の面接で感じたことは、こちらからの質問がかなり評価に影響している気がした。というのも、面接官の方が地方出向した経験を話した後の私の質問が、出向先から見て本省の印象や見方が変わったりしたか?本省と地方とで認識のずれがあったりしたか?もしずれがあったのであれば、どういったものだったのか?だった。質問に答えてもらった後に、今の質問のような感覚を持てることは大事だ。入省しても忘れないでと言ってくれた。
これは、、、想像以上に順調なのではと思った。
 この後にお昼休憩を1時間ほど貰った。外に行ったりして少しリフレッシュした。待機スペースに戻って衝撃的な出来事が起こった。男性1人、訪問者が帰されたのだ。後日振り返ると彼は落ちていた。待合室の他の受験者と話してみると、男性の1人は3度目の厚労省受験とのことで、厚労省の施策についてとても詳しく話せるくらいまで勉強していたようだった。正直なところ、私は厚労省は面接慣れと第一志望である農水省が1日目は混むため、1日目に厚労省を受けた身であり、ほとんど施策について知らなかったので、教えてくれてラッキーくらいに感じていた。彼と話していると、上から施策のうんちくを話してばかりで、彼が何故受験したのかは見えず、良い失敗例だなと学ばせて貰った。

 午後に入り3回目の面接。係長クラス男性の方だった。仕事をしている自席の横に椅子を持ってきて面接した。面接中も電話対応が発生しており、絶対に厚労省は行かないでおこうと決意が固まった。基本的に皆さん忙しいこともあり、面接では深い質問や変な質問はなかった。
 4回目の面接はシニアの係長くらいの年次の方だった。独特な雰囲気の方で鋭い質問がいくつか飛んできた。(質問内容は後日追記します)
 最後の面接は、恐らく採用担当の実質決定者。大体どこの省庁も企画官とかそのレベルの方が決定し、文科省で言うと参事官だったり、課長が人事権の1番上なのかなと思う。開口一番。担当者から、是非うちに来て欲しい。明日からの面接は行かずに東京観光でもしていなよ。勝った。控えめに言って勝った。人気ないとこんなにも楽勝なのか。勝ったわ。(厚労省は嫌だから抑えだけど。)女性3割のお陰で女性であるだけで優遇された感じはある。と、地方から金かけて官庁訪問行って無い内定はこれで回避だ。私はこんな考え方の人間なので、ニコニコしながら、嬉しいです!是非よろしくお願いします!と言った。明日からは一応官庁訪問する予定ですとは伝えたが、まぁ、行くだけですね!第一志望は初日にみなさん行かれてますし!とか、適当なことを言いつつ、1日目は終了した。

なお、厚労省は受かっても行くつもりは無かった。面接慣れのためでしかない。先に言うと、2日目にした第一志望は盛大に落ちたので、個人的には第一志望は初日に回るべきだと思った。(3日目に行った文科省に結局内定貰い入省するんだけもね笑)

次回、官庁訪問1クール2日目。

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