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「図書館で本借りました」8冊目 題名「コーチングが人を活かす」著者:鈴木義幸

今回のテーマは「コーチング」です。著者は(株)コーチ・エィの現社長。「コーチング」について実践的な内容が書かれています。「コーチング」やリーダーシップに興味を持つ人、部下の育成に悩む人にお勧めの本です。この本の中で参考になる、誰かに伝えたいと思った言葉や文章を抜き出していきます。おぼろげなる「コーチング」が見えてくるのではと思います。それらの言葉や文章をどう感じるかは人それぞれです。その違いがまた面白い。

「相手の中から答えを引き出す」「答えは必ず相手の中にあると信じる」
「答えを教えるのではなく、自分で見つけさせる」

カウンセリングを学んだ人ならわかると思いますが、コーチングのポイントもカウンセリングと同じ始まり方をします。答えは相手が持っている。

「相手の言葉を聞いて感じたことを相手に伝えてみる」
「相手の言葉を繰り返すことで安心感を与える」
「評価ではなく相手について自分がどう感じたかを誉め言葉にする」

相手に安心感を与えて相手の力で問題を乗り越えるように導く言葉です。
自分がどう感じたかを誉め言葉にすることで相手の行動に力を与えます。

「質問によって相手の視点を変え夢に気づかせる」
「相手が価値を置いているものを見つけそこに向かわせる」

コーチングの一つの大きな山場ではないかと感じる言葉です。相手が価値を置いているものが推進力になる。それを見つけそれに向かって動き出すことをサポートする。この文章だけでコーチングが見えてきた気になります。

「自発的な行動を促す」「失敗する権利を与える」

させるのではなく自らする習慣をつける。その為には失敗を恐れさせない。
これはコーチがいなくなった時にも自分で自分を鼓舞できる力を養います。

この本の終盤にはコーチングの技術だけではなく人材育成についても書いています。
この言葉を私は今でも機会があると部下を持つ人に伝え激励しています。
まさしく名言だと思います。

「下の人」に「やらせる」技術ではなく
「やってみたいと思わせる」技術を「上の人」が持っていること。


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