柏書房営業部です。空気がじめじめしてきましたね。梅雨の季節、つまり雨読の季節です。柏書房6月の新刊はそんな季節にピッタリな2点となっております。帝国の時代を生きた三人の流刑者を導き手に、「故郷」ということばや去ることととどまることの葛藤をめぐる、ブルース・チャトウィン、W・G・ゼーバルトらの伝統につらなる著者による紀行『帝国の追放者たち』、動物への蔑視と憧憬が入り交じるニーチェの言葉をたどりながら、動物の知能と人間の知性をさまざまに比較、「知性」の価値と動物観を問い直す『もしニーチェがイッカクだったなら?』。
『帝国の追放者たち』
ウィリアム・アトキンズ 著
山田文 訳
『帝国の追放者たち』はプロローグ全文を下記リンクにて公開中です。ぜひお読みください。
『もしニーチェがイッカクだったなら?』
ジャスティン・グレッグ 著
的場知之 訳
『帝国の追放者たち』『もしニーチェがイッカクだったなら?』はともに6月22日(木)の配本予定です。
古文書フェア開催!
先月予告しておりました吉川弘文館さんとの合同古文書フェア、80店を超える書店様のご協力のもと今月から本格開催となります。恒例のくずし字クイズが掲載されたフリーペーパーは今年もあります。ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ!
来月の新刊は1点の予定です。それではまた次回もよろしくお願い致します。