誰にも言えない内緒

別れても

逃すかよ

響けばいい

嫌いな好きな人

サヨナラも覚悟のうち

あなたが、望むなら
私が、望むから
今を捨て去ってみる

悪魔の所業でしょうか？
魔女は私でしょうか？

あなたが欲しくなったから
たぶんいつかは、飛び出すのだろう

だけど、私は、
あなたの覚悟が わからないうちは
だまって見つめているのだろう

あなたの今も
捨て去ってみる位

そこまでじゃないなら
もう連絡とるのもやめましょう

じゃないと、やっぱり
私は、また あなたを欲しくなる

手に入

あなたの本音

いつも どんなワガママ言ってみても
笑って許してみせる あなた

それは、嘘でしょう？
だけど、聞き出せなくて

ある日 電話口での、震える声に
本音が少しみえてきたから

もっともっと 感情みせてよ
怒ってもいいのよ
泣いてもいいのよ
無様でいいのよ
かっこつけないでよ

だらしなくていいのよ
だけど、だらしないあなたを
私が許してしまったら

あなたは 永遠に 自分で何とかしようと
しなくなる

愛してる

私はあなたが 禿げててもいいの

私はあなたが しわくちゃでもいいの

私はあなたが ビール腹でもいいの

私はあなたが 鶏ガラでもいいの

私はあなたが ピザでもいいの

さすがにピザになってきたら、
ビール腹は
鶏ガラは
あなたがいなくなると困るから
何とかしようとするかもね

でも本質的には いいの

私はあなたが 白髪でもいいの

私はあなたが だらしなくてもいいの

私はあなたが 甘え

蛙化現象

最初はね、私だけの王子さまだったの
手に入らないから 手が届かないから
ちょうどいい 憧れの
彼が お出ましになる バルコニーを
下から眺めるだけの
私は 灰を被った家来にすぎないから

大嫌いな 私を
誰が 好き好むんだろう

趣味が悪いんじゃないかしら？
だって 誰より嫌いな私を
好きになる 王子さまなんて
蛙じゃないか

引いていく あつい熱
あぁ、みるみるうちに 気持ち悪くなっていく

あ

君のいない年越し

心に 白いため息ついた冬
曇るガラスを こすって
会いたいって ただ声をききたいって
綴ったのに
君に 伝わらないまま
文字は 雑踏に 消えていく

長々と 綴るより
ただ 君と 目を合わせたい
言葉でも 伝わらないまま
互いに 平和な勘違いしたまま
通りすぎた 日々

なんだか わかってないまま
それでも 君が 隣にいた夏は
まだ 平和だったね

これから 君のいないクリスマスが
やってくるけど