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かしの木マガジン 2022年 9月号 [スタッフインタビュー③ 豊島伊織]

こんにちは!オンライン学習広場「かしの木」です。
台風などで荒れた天気が続いていますね。みなさんお元気でしょうか?

今日はかしの木マガジンの9月号をお届けします。
かしの木マガジンでは、小中高の生徒、保護者向けに、役立つ情報などを月1回提供しています。

今回のテーマは、
かしの木スタッフの紹介③です!

今回は、かしの木の立ち上げに共同代表として携わり、現在は会計チームを引っ張りながらコーディネーターとして活躍されている豊島さんにインタビューを行いました。

ぜひご覧ください☺️

スタッフ③:豊島伊織さん(かしの木運営コーディネータ元共同代表)

【プロフィール】
豊島伊織
宮城県仙台市出身
東京大学教育学部4年
元共同代表、コーディネーター

_____教育学部に所属とのことですが、大学ではどのようなことを学んでいらっしゃいますか?

・大学での勉強内容

(豊島)大学では教育社会学を専攻しています。教育社会学は、広く「教育」に関わる現象を社会学的に研究する学問です。例えば、「教育格差」と呼ばれるような出身階層と教育達成の関わりや、いじめや不登校、中退、リスクといった学校に関わる諸問題などを扱います。対象が教育で方法が社会学、という感じです。フィールドワークや計量分析など、方法論は多岐にわたります。

_____大学生以前のエピソードについても伺いたいです。子どもの頃に習い事や部活などはしていらっしゃいましたか?

・小中高時代のエピソード

(豊島)小学生の頃はラグビーをやっていましたが、中高時代は陸上部に所属していました。大していい成績は残せませんでしたが、中高6年間所属し続けたことはアイデンティティの一部になっています。今もときどきランニングをしています。

_____ラグビーと陸上!幼い頃からスポーツに親しまれていたんですね。中高生の頃はどんな学生でしたか?

(豊島)どこにでもいるタイプの、ちょっと変な中高生でした。友達も少なく、浮いてるけど、そこまで浮いてないみたいな……高校では総合的学習の時間を使って研究論文を書かされていたのですが、それにどっぷり浸かってJStageの論文を読み漁っていたりした時期もありました。

_____高校生の頃から論文に親しまれていたんですね。そんな豊島さんのおすすめの本を教えてください!

・お勧めの本

『裸足で逃げる』(上間陽子)

『想像ラジオ』(いとうせいこう)

(豊島)この2冊です。
『裸足で逃げる』は、沖縄で生きる少女たちの話を社会学者の上間陽子さんが記録した本です。最近読んだ本ですが、読みやすいのに次のページをめくる手が重くなる一冊。
『想像ラジオ』は、東日本大震災をモチーフにした小説です。見えないもの、消えゆくものを想像すること、哀悼することが私の人生のヒントになりました。

_____多くの年代の人にとって学びになりそうな本ですね。興味深いです。豊島さんはかしの木の発起人とのことですが、なぜかしの木を立ち上げようと思われたのですか?

・かしの木の創設理由

(豊島)もともと「子どもの貧困」に関心があり、2020年の4月に共同代表の畠中から「コロナ禍の中で、何かしてみたい!」という相談を受けて始めてみようと思いました。
高校時代にボランティアで「しんどい」家庭の中学生の勉強の面倒を見る活動に参加していました。そこで見聞きしたことが大元のきっかけにあたるかと思います。

_____豊島さんの社会問題に関する関心がきっかけだったんですね。豊島さんは現在会計部門も引っ張っていらっしゃいますが、かしの木の会計部門はどのような活動をしているのですか?

・会計部門について

(豊島)領収書や必要経費の管理、助成金への申請やクラウドファンディングのリターン整備などです。ときどきメンバーで打ち合わせを行い、それぞれに仕事をお願いする形で回しています。

_____会計部門では先日実施したクラウドファンディングも主導していただきました。どのように取り組まれましたか?

(豊島)まずはたくさんの方にアドバイスをいただきながら、会計一丸で計画を立てて準備を進めました。
クラウドファンディングが開始してからは、自分たちの活動ができるだけ見えるように支援の輪を広げていきました。私たちの活動はオンラインがベースのため、なかなか周りから見えにくいという難点を抱えていますが、それをカバーできるように知り合い伝いに広げていくようにしました。

_____なるほど。クラウドファンディングの成功の裏には豊島さんたち会計部門の皆さんの働きがあったんですね。クラウドファンディングも新たな取り組みでしたが、今後の展望について教えてください。

(豊島)かしの木はこの先高齢化が予想されます。可能な限り当初の理念や団体全体の考え方を受け継ぎながら、フレッシュな学生たちに活動を継続していってもらいたいです。
「勉強タイム」の個人化を防ぐことも今後の課題かなと考えています。ただただ1:1で勉強をするということで達成できるものではなく、画面の向こうの他者を想像してお互いの仲を深めたり、子どもとの接し方について複数の学生が共に悩み、支え合ったりするような、そういう活動になるといいなと思っています。

_____最後に、かしの木を利用されているお子さんと保護者の方に一言お願いします!

・かしの木利用者さんへのメッセージ

(豊島)たくさん不十分な点がある中でも根気よくコミュニケーションをとってくれるみなさんのおかげで、いつも運営が助かっています。みなさんの存在が学生の学びになっているなと感じます。
きちんと恩返しできればいいなと思います。これからもご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします!

_____豊島さん、ありがとうございました!

さて、いかがだったでしょうか?
かしの木の発起人である豊島さんのインタビューを通じて、皆さんがかしの木をより身近に感じてくださっていれば幸いです!
また来月もぜひご覧ください。


今月の集団自習室予定

9月25日(日) 13:00~15:10 

かしの木紹介

大学生スタッフの募集は引き続き実施しております!
興味を持ってくれた方は、ぜひかしの木HP、Twitter等を見てみて下さい。

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